エスワティニ王国に国名を変更 スワジランド王国

 アフリカの南部にあるスワジランド王国は、国名を「エスワティニ王国」に変更すると発表しました。

 スワジランド王国は、1968年に英国から独立(現在も英連邦には加盟)した国で、この度、国王ムスワティ3世は、国王自身の誕生日と独立50周年の祝賀式典で、国名を「エスワティニ王国」に変更すると発表したものです。

 この国名の変更については以前より検討されていたもので、エスワティニとは、現地語(シスワティ・スワジ語)で「スワジの地」を意味しており、これまでの現地の単語+英単語の国名から現地語の国名への変更となります。

 ちなみにシスワティ(スワジ語)は、エスワティニ王国の公用語だけでなく、隣国の南アフリカ共和国の11ある公用語の1つでもあり、話者は約150万人とされております。

 また台湾(中華民国)と国交のある国で知られ、2018年4月17日には、エスワティニ王国を訪問している台湾の蔡英文総統と国王ムスワティ3世の首脳会談が、首都ムババーネで行われました。




 両者の間では、経済協力協定(ECA)の締結に向けて交渉が進められており、国王ムスワティ3世が2018年6月に台湾を訪問する際に協定の調印を行いたいとしています。


ドネツク人民共和国をご存じですか?

 ドネツク人民共和国は、ウクライナ・ドネツィク州でロシアへの編入を求める分離独立派が、独立を一方的に宣言した地域で2014年以降、ウクライナの支配が及んでいない地域です。

 ドネツク人民共和国は、この地域に住む親ロシア派の住民により、2014年4月7日にドネツィク州議会が占拠され、「人民ソビエト」なる会議を開催、ドネツク人民共和国の建国が宣言されたという流れでした。

 ドネツィク州の東側、面積にして州の3割程度を分離独立派が実効支配しておりますが、国際社会では独立を認めておらず、ウクライナの一地域という位置づけとなっております。

 現在、ドネツク人民共和国と同様に、ウクライナ・ルハーンシク州でロシアへの編入を求める分離独立派が、独立を一方的に宣言した地域「ルガンスク人民共和国」と共に「ノヴォロシア人民共和国連邦」の結成を2014年5月に宣言しております。

 ドネツク人民共和国は現在南オセチア共和国(いわゆる独立勢力)が国家として承認しておりますが、我が国をはじめ、国連加盟国で国家承認をした国はありません




 ウクライナ政府はドネツク人民共和国をテロ組織として分類しており、外務省の海外安全ホームページでは、ドネツク人民共和国は渡航中止勧告地域(レベル3)となっております。

 どのような目的であっても近づくべきではないでしょう。

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ルガンスク人民共和国をご存じですか?

 ルガンスク人民共和国は、ウクライナ・ルハーンシク州でロシアへの編入を求める分離独立派が、独立を一方的に宣言した地域で2014年以降、ウクライナの支配が及んでいない地域です。

 ルガンスク人民共和国は、この地域に住む親ロシア派の住民により、2014年4月27日に建国が宣言され、5月11日に独立に関する住民投票を実施、5月12日に独立を宣言したという流れでした。

 ルハーンシク州の面積のうち約半分程度(兵庫県の面積程度)を分離独立派が支配しておりますが、国際社会では独立を認めておらず、ウクライナの一地域という位置づけとなっております。

 現在、ルガンスク人民共和国と同様に、ウクライナ・ドネツィク州でロシアへの編入を求める分離独立派が、独立を一方的に宣言した地域「ドネツク人民共和国」と共に「ノヴォロシア人民共和国連邦」の結成を2014年5月に宣言しております。

 ルガンスク人民共和国は現在南オセチア共和国(いわゆる独立勢力)が国家として承認しておりますが、我が国をはじめ、国連加盟国で国家承認をした国はありません




 ウクライナ政府はルガンスク人民共和国をテロ組織として分類しており、外務省の海外安全ホームページでは、ルガンスク人民共和国は渡航中止勧告地域(レベル3)となっております。

 どのような目的であっても近づくべきではないでしょう。

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