長野市若穂にスマートICはできるのか? 国土交通省が新設候補に

 先日、国土交通省が発表したスマートインターチェンジ(以下スマートIC)の新設候補のひとつとして、上信越自動車道の須坂長野東IC・長野IC間の長野市若穂地籍で新設のための調査を行うとの報道がありました。

 候補地は、県道長野菅平線と上信越自動車道の交点付近となっております。

 これまでにも長野市若穂地区の住民は、国にスマートICの整備を求め、建設期成同盟会を設立する等の活動をしてきました。

 完成しますと、約1万8000人(スマートICへの移動10分圏内)がスマートICを使って、上信越自動車道を利用可能となると長野市では試算しております。

 繰り返しとなりますが、スマートICについて説明させていただきますと、スマートICとは、平成18年10月から本格的に導入された、ETC専用のインターチェンジのことで、本線上やサービスエリア 、パーキングエリア、バス停に設置されております

 今までのインターチェンジに比べて、施設面でも用地の面(省スペースの面)でも低コストで設置できることから、全国で導入されております。




 先述の建設期成同盟会は、スマートICの名称に「若穂」の地名を入れることも要望しておりますが、昨今の若穂地区の「地盤沈下」は深刻な状況となっておりますので、今回の国土交通省の発表が若穂地区にとって一筋の光となるのか、今後も新しい情報がありましたらお伝えしていきます。

高知県大川村、村議会を廃止して村総会の設置となるか

 高知県土佐郡大川村は、平成29年4月末の人口が405人で、国内にある離島を除いた村では最も人口の少ない村です。

[ここに地図が表示されます]

 高知県土佐郡大川村では、現職の村議会議員の高齢化と議員の「なり手」の減少により、今後、村議会の維持ができなくなるおそれがあるとして、平成29年4月になって、村議会のかわりに「村総会」の設置の有無について検討を開始していました。

 村総会とは、条例により議決機関である「議会を置かない」代わりに、選挙権を有する人の総会「村総会」を設置することができるというものです。

 いわば地方自治法の下(第94条、第95条により)で、有権者が政治参加する「直接民主制」ともいえます。

 平成29年6月12日開会する大川村議会の定例会で大川村の和田知士村長は、「村総会」設置の検討の詳細について表明するとしています。

 さて、これまで町村総会が、地方自治法の下で設置されたケースは過去一度ありました。

 これは現在の東京都八丈町の八丈小島にあった、旧宇津木村で、昭和26年4月から昭和30年3月末の間、「村民総会」と称して町村総会が設置されていたことがありました



 
 今後、高知県大川村では平成29年中に方向性をまとめたいとしております。

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デュアル・モード・ビークル、阿佐海岸鉄道・阿佐東線で平成32年までに導入へ

 第三セクター鉄道の阿佐海岸鉄道(本社・徳島県海陽町)の阿佐東線で、デュアル・モード・ビークル(DMV・座席数は20席から30席)を平成32年までに導入するとのことです。

 DMVは、線路と道路の両方を走行できる車両で、JR北海道により開発されたものの、いったんは実用化を断念した車両でした。

 DMVの運行計画区間としては、JR牟岐線・阿波海南駅(徳島県海陽町)と阿佐東線・甲浦駅(高知県東洋町)の間の約10キロメートルでDMVの専用区間とします。

 このDMVの専用区間の両端である、阿波海南駅と甲浦駅で道路と鉄道を行き来することができる「アプローチ線」を設けます

 甲浦駅からは、道路をバスモードで走行して室戸市まで結ぶ計画で、当面の間は地元のバス運行会社に運行を委託しますが、将来的には阿佐海岸鉄道が定期運行する予定です。

 事業費は10億円程度で、DMVの営業運転時には3台を確保、平成29年度中に車両の製造を発注し、平成31年度中の試験走行を開始する計画とのことです。

 一般的なDMVの導入の利点は、車両の製造費用が1両1億2000万円と、ディーゼル車両を新たに製造するよりも安く、車両の重量も軽いことから、燃費や線路の保守にかかわる費用が抑えられます

 また観光地や公共施設の近くに「アプローチ線」があれば、そこを介して、乗客はDMVに乗車したままで移動することができます




 DMVに関しては、当ブログの平成28年2月4日の記事「阿佐海岸鉄道・阿佐東線の8.5キロで、デュアル・モード・ビークルが初の営業運転へ」でも取り上げておりますが、今回の発表では、さらに踏み込んでDMVの導入の時期まで明らかになりました。

 今後、DMVの導入が国内にある赤字ローカル線を存続するための大きな「道筋」をつけていけるか、注目して見ていきたいと思います。