一般的な銀行口座として開設できない、振込専用支店について

 銀行の振込専用支店というのをご存じでしょうか。

 これは振込のみを取り扱う振込専用の支店のことで、実店舗があるわけではなく、一般的な銀行口座としては開設することができません

 ではどのようなときに用いられるか一例を挙げますと、あなたが大手の証券会社に証券口座を開設したとします。

 大手の証券会社では顧客が多数存在することから、顧客が証券会社に投資資金を入金する時に、証券会社が自社名義の銀行口座を1つや2つ用意するくらいでは、顧客からの入金処理を迅速に行うことができません。

 そこで顧客一人一人に対して、入金のための振込専用支店の口座(銀行)を用意して、顧客に振込専用支店の口座に投資資金を振り込んでもらうことにより、迅速に入金処理をすることができるようになるわけです。

 今回は、証券会社の顧客からの入金処理を一例として取り上げましたが、その他にもクレジットカード代金の支払口座といったものでも利用されております。

 また懐かしいところでは、平成18年1月3日までのイーバンク銀行(現楽天銀行)の口座への入金の例があります。

 イーバンク銀行は、開業当初は同行以外の他の金融機関からは直接入金(振込)できませんでしたので、同行のキャッシュカードの発行前やキャッシュカードを利用しない場合において、次の都市銀行にある支店の振込専用口座に振り込むことによって、預金残高に反映させておりました。

 みずほ銀行 集中第一支店(822)・第二集中支店(794)
 東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行) 振込第二支店(317)
 三井住友銀行 ドットコム支店(953)
 りそな銀行 イーバンク支店(942)

 現在でもりそな銀行のイーバンク支店を除いて、上記の振込専用支店は現存しています。(当然、イーバンク銀行名義の口座は存在しませんが。)




 私の場合、イーバンク銀行に預金口座を開設した時には、同行でキャッシュカードを発行する前であったことから、三井住友銀行のドットコム支店の振込専用口座へ入金するように口座開設完了の書類に記載されておりました。

 さてこの当時は、同行の資本関係からGMOグループかライブドアグループのいずれかが同行を買収するのではないかと思っておりましたが、まさか楽天グループ入りするとは全く考えておらず、買収当時はかなり驚いたのを記憶しております。

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