南オセチア共和国は、1991年にジョージア(グルジア)から独立を宣言し、2008年にはロシアより国家として承認された「独立勢力」です。
当ブログでも「日本が国家承認していない国について」や「アブハジア共和国をご存じですか?」といった記事で少し取り上げております。
当然のことですが、ジョージア(グルジア)は独立を認めず、自国の一地域(シダ・カルトリ州とその周辺部)としています。
2008年にはジョージア(グルジア)軍が、同地に侵攻し占領したものの、その後ロシア軍が介入してジョージア(グルジア)軍を撃退、南オセチア共和国に住むジョージア(グルジア)人の大半は、ジョージア(グルジア)に脱出しました。
地理的には北にカフカス山脈があり、ロシア連邦を構成する北オセチア共和国に隣接しております。首都はツヒンヴァリ、面積は埼玉県より少し広い3900平方キロメートル、人口は5万3000人余です。
民族の構成では、オセット人が国の約9割の人口を占めており、1割弱をジョージア(グルジア)人、1%程度がロシア人となっております。
国際的には、ロシア、ニカラグア、ベネズエラ、ナウルが国家承認をし、現在南オセチア共和国と同様の「独立状態にある」、沿ドニエストル共和国、 アブハジア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国が承認しております。
ただ我が国をはじめ、西側諸国で国家承認をした国はありません。
ちなみに南オセチア共和国、沿ドニエストル共和国、 アブハジア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国の4つの独立勢力は、「民主主義と民族の権利のための共同体」という共同体を結成しており、相互に国家承認しております。
南オセチア共和国は、ロシア連邦に帰属したいと考えており、実際これらの地域はロシア化が進み、通貨もロシアの通貨ルーブルを使用しております。
南オセチア共和国が「独立勢力」となった経緯ですが、オセット人とジョージア(グルジア)人がそもそも民族が違うこと、ソビエト連邦消滅後に誕生したジョージア(グルジア)で、オセット人による自治権を剝奪したこと等があげられます。
さて外務省の海外安全ホームページによると、南オセチア共和国の周辺は退避勧告(レベル4)、ジョージア(グルジア)は十分注意が必要な地域(レベル1)となっております。どのような目的であっても渡航すべきではないでしょう。
いずれにせよ現状では西側諸国が、南オセチア共和国のようなロシア連邦に帰属したい勢力を承認することはありえないことです。政治的・経済的にロシアが力で押し切って、ロシアが勢力下に置いているような状況ですから。
当ブログでも「日本が国家承認していない国について」や「アブハジア共和国をご存じですか?」といった記事で少し取り上げております。
当然のことですが、ジョージア(グルジア)は独立を認めず、自国の一地域(シダ・カルトリ州とその周辺部)としています。
2008年にはジョージア(グルジア)軍が、同地に侵攻し占領したものの、その後ロシア軍が介入してジョージア(グルジア)軍を撃退、南オセチア共和国に住むジョージア(グルジア)人の大半は、ジョージア(グルジア)に脱出しました。
地理的には北にカフカス山脈があり、ロシア連邦を構成する北オセチア共和国に隣接しております。首都はツヒンヴァリ、面積は埼玉県より少し広い3900平方キロメートル、人口は5万3000人余です。
民族の構成では、オセット人が国の約9割の人口を占めており、1割弱をジョージア(グルジア)人、1%程度がロシア人となっております。
国際的には、ロシア、ニカラグア、ベネズエラ、ナウルが国家承認をし、現在南オセチア共和国と同様の「独立状態にある」、沿ドニエストル共和国、 アブハジア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国が承認しております。
ただ我が国をはじめ、西側諸国で国家承認をした国はありません。
ちなみに南オセチア共和国、沿ドニエストル共和国、 アブハジア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国の4つの独立勢力は、「民主主義と民族の権利のための共同体」という共同体を結成しており、相互に国家承認しております。
南オセチア共和国は、ロシア連邦に帰属したいと考えており、実際これらの地域はロシア化が進み、通貨もロシアの通貨ルーブルを使用しております。
南オセチア共和国が「独立勢力」となった経緯ですが、オセット人とジョージア(グルジア)人がそもそも民族が違うこと、ソビエト連邦消滅後に誕生したジョージア(グルジア)で、オセット人による自治権を剝奪したこと等があげられます。
さて外務省の海外安全ホームページによると、南オセチア共和国の周辺は退避勧告(レベル4)、ジョージア(グルジア)は十分注意が必要な地域(レベル1)となっております。どのような目的であっても渡航すべきではないでしょう。
いずれにせよ現状では西側諸国が、南オセチア共和国のようなロシア連邦に帰属したい勢力を承認することはありえないことです。政治的・経済的にロシアが力で押し切って、ロシアが勢力下に置いているような状況ですから。
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