T-Mobile USとスプリントが合併へ ソフトバンクグループの持分法適用関連会社に

 米国の携帯電話事業者第3位のT-Mobile USと同第4位のスプリントが合併することに合意したと発表しました。2019年前半の合併手続きの完了をめざしております。

 新社名は「T-Mobile US」となり、契約者数は合わせて1億2600万人となります。

 今回、合併までに時間がかかるのは、米国・連邦通信委員会や米国・司法省反トラスト局等の審査に1年程度かかるためで、ソフトバンクグループは、2013年頃から旧T-Mobile USの買収を検討していたものの、米国・連邦通信委員会の反対により、実現しなかった経緯があります。

 合併は株式交換により行い、スプリントの株式1株に対して、T-Mobile USの株式0.10256株を割り当てます。

 新会社の株主構成は、旧T-Mobile USの親会社のドイツテレコムが41.7%、スプリントの親会社のソフトバンクグループが27.4%、、旧T-Mobile USの旧一般株主が25.3%、スプリントのの旧一般株主が5.6%となります。




 スプリントはソフトバンクグループの子会社でしたが、合併により新会社の持分法適用関連会社となります。


ラクスル、平成30年5月31日にマザーズ市場に上場へ

 ネット印刷サービス「ラクスル」や ネット運送・配送サービス「ハコベル」で知られるラクスル(本社・東京都品川区)が、平成30年5月31日に東京証券取引所・マザーズ市場に上場することとなりました。

 250万株の公募と844万9900株の売り出し、上限164万2100株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施します。(売買単位は100株です。)

 同社の株式コードは4384、幹事取引参加者は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、株主名簿管理人は三菱UFJ信託銀行となります。

 仮条件決定日は5月15日、ブックビルディング期間は5月16日から5月22日、公開価格の決定日は5月23日です。

 申込期間は5月24日から5月29日まで、申込期日は5月30日となります。

 同社は平成21年9月に設立され、平成26年7月からはテレビCMも放映されておりますので、この記事をご覧の方で社名をご存じの方も多いかも知れません。




 同社の新規上場を伝えるいくつかのサイトでは、初値予想が行われており、平均しますと1株あたり1400円前後と見ているようです。

 ラクスルは順調に業務を拡大してはいるのですが、現在のところ赤字先行であるため、実際に投資するにはこのあたりを考慮した方が良いと個人的には思います。
posted by jiji-news-yara news-japan.net at 22:26Comment(0)株式投資

ツルハホールディングス、ビー・アンド・ディーを子会社化

 ドラッグストア大手のツルハホールディングス(株式コード:3391、本社・札幌市)は、同業のビー・アンド・ディー(本社・愛知県春日井市)の全株式を買収すると発表しました。

 これは、ビー・アンド・ディーの株主である、正木寛社長等から買収するもの(買収額は非公開)で、平成30年5月22日付で取得します。

 現在、ビー・アンド・ディーは、春日井市や名古屋市を中心に調剤薬局やドラッグストアを65店舗展開、ツルハホールディングスは、愛知県内に8店舗を展開しております。

 今回、ビー・アンド・ディーがツルハホールディングスの子会社化となることにより、ツルハホールディングスの愛知県内の店舗がさらに拡充することとなります。

 ツルハホールディングスは、全国に1914店舗(平成30年4月15日現在)を展開しており、平成29年5月期の連結売上高は5770億8800万円でした。

 またビー・アンド・ディーは、平成29年5月期の売上高は265億7100万円となっております。




 ツルハホールディングスは近年、地方で展開するドラッグストアの買収を積極的に行ってきており、今後もこの流れは変わらないことでしょう。