DMMグループのネクストカレンシー、平成30年春に仮想通貨取引事業に参入へ

 DMM.comの完全子会社「ネクストカレンシー」は平成30年の春より仮想通貨取引事業に参入することを発表しました。

 同社は仮想通貨交換業者登録のため、金融庁・財務局の審査を受けて、今後仮想通貨取引所の運営を開始したいとしています。

 また参入にあたり、同社は日本仮想通貨事業者協会(JCBA)の準会員となりました。

 最近ではJCBAの準会員に、ネクストカレンシーのほか、サイバーエージェントビットコインやdeBitが参加しております。
 
 また先日、DMMグループは仮想通貨マイニング事業にも参入するとも発表しました。この「DMMマイニングファーム」を平成30年度中にトップ10に入る規模をめざしたいとしております。




 またゆくゆくは、世界のマイニングファームのトップ3に入る規模での運営も計画しているとのことです。

大日本印刷、ICキャッシュカードを即時発行できる「KIOSK端末」を平成30年春に販売開始へ

 大日本印刷は金融機関の店舗で、口座開設希望者自らが、口座開設からICキャッシュカードの発行まで自らが行える「DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)」の販売を平成30年春より開始すると発表しました。

 このKIOSK端末では、口座開設希望者はあらかじめ本人確認用のマイナンバーカード(個人番号カード)、あるいは運転免許証を用意し、KIOSK端末に表示される画面に従って操作していきます。

 次にKIOSK端末に内蔵されたカメラで撮影された顔写真のデータマイナンバーカード(個人番号カード)か運転免許証の顔写真のデータを端末が照合して、問題がなければ、口座開設とICキャッシュカードの発行となります。

 また大日本印刷が開発した「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」との連携も可能となっており、このアプリであらかじめ必要事項を入力しておき、KIOSK端末で操作しますと、最短では5分程度で口座開設とICキャッシュカードの発行となります。

 このKIOSK端末の価格は1台300万円(税抜)で、別途ASP開発費等がかかるのですが、このKIOSK端末をATMコーナー等に設置しますと、営業時間外においても口座開設・ICキャッシュカードの発行が可能となりますので、新たな口座開設者にとっては大変便利であります。




 大日本印刷では、平成30年度にこのKIOSK端末で5億円の売上をめざしているとのことです。

 
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アサヒグループホールディングス、エルビーの株式を売却へ 最大で200億円規模に

 アサヒグループホールディングスは、子会社でチルド飲料を製造・販売する、エルビー(本社・埼玉県蓮田市)の株式を100億円から最大で200億円で売却するとのことです。

 売却先は、入札によって決定されることになっており、事業会社や投資ファンド等が買収に関心を示しているとのことです。

 平成17年にカネボウが保有していたエルビー(東京)・エルビー(名古屋)の株式を取得して以来、子会社としておりましたが、アサヒグループホールディングスが平成28年以降に買収した欧州のビール事業に経営資源を集中するため、今回の売却に至りました。

 アサヒグループホールディングスでは、先日に持分法適用関連会社である青島ビール(青島啤酒股份有限公司)の株式売却を検討しているといったアナウンスもあり、事業の再構築を図るものともみられます。

 エルビーといえば、かつてはグァバジュースやモカジャバといった個性的な紙パック飲料を製造・販売をしていたイメージでした。(私がグァバという名の果物があるのを初めて知ったのは、エルビーの紙パック飲料ですので。)

 エルビーがアサヒグループ入りしてからは、「バヤリース」のチルドスタイルや「味わいカルピス」といったグループ内の他のブランドの紙パック飲料を多く販売するようになってしまったため、「独立独歩」的なイメージは個人的には消えていました。




 今後、どの企業が買収するかにより、製造・販売する商品の構成も変わってくると思いますが、個人的にはかつての個性的な商品ラインナップとしていただきたいと思っております。