沖縄銀行、平成29年8月よりJCBデビットカードの発行へ

 平成29年8月から、那覇市に本店のある地方銀行の沖縄銀行の口座を保有する方を対象として、JCBデビットカード「おきぎんJCBデビット」を発行する予定であることを沖縄銀行とJCBより発表されました。

 沖縄県に本店を置く金融機関としては、琉球銀行に次ぐ国際ブランド付きのデビットカードの発行となります。

 このJCBデビットカードは、中学生を除く満15歳以上であれば与信審査はなく作ることができ、国内・海外のJCB加盟店で利用でき、利用ごとに当該代金が口座から即時引き落とされます。(上限は預金残高内・利用限度額設定範囲内となります。)

 現在のところ、デビットカード利用時のポイントプログラムは発表されておりません。

 当カードは、キャッシュカード機能とデビットカード機能の「一体型」とデビットカード機能のみの「単体型」の2種類が発行されます。

 プレスリリースされた券面のデザインでは、一体型が「ジンベイザメ」と「ミンサー柄(赤)」の2種類、単体型は「ハイビスカス」と「ミンサー柄(紫)」の2種類となっております。

 年会費は初年度無料となっており、2年目以降は本会員が500円(税別)、家族会員が250円(税別)です。

 但し、次のいずれかに該当する方は2年目以降も年会費が無料となります。

 ・満22歳以下の方
 ・デビットカードを年間5万円以上利用された方
 ・「おきぎんJCBデビット」で携帯電話料金をデビット決済された方




 さて、沖縄銀行のライバルである琉球銀行は、平成27年10月に「りゅうぎんVisaデビットカード」を発行しており、発行の目標としていた年間3万枚を上回り、会員数も堅調に推移しております。

 今後も国際ブランドの付いたデビットカードが発行する金融機関から発表がありましたら、お伝えいたします。

平成29年3月現在の新規参入銀行の預金残高

 平成12年に営業を開始した「ジャパンネット銀行」以降に設立された銀行で、従来の銀行にはない、インターネット取引に特化したような業務を行う銀行(いわば新たな形態の銀行)についての平成29年3月現在の預金残高です。

 ここでは北九州銀行のように主に山口銀行から九州の店舗を譲渡され、設立された銀行は含みません。(北九州銀行は地方銀行に分類されています。)

 新規参入銀行の預金残高ー覧です。(銀行名の上にある数字は、銀行コードです。)
 
 0033
 ジャパンネット銀行 6,847億円

 0034
 セブン銀行 3,968億円

 0035
 ソニー銀行 2兆1,095億円

 0036
 楽天銀行 1兆7,235億円

 0038
 住信SBIネット銀行 4兆0,068億円

 0039
 じぶん銀行 7,716億円

 0040
 イオン銀行 2兆5,456億円

 0041
 大和ネクスト銀行 3兆1,936億円

 0322
 新銀行東京 2,975億円


 出典:各銀行のプレスリリース・財務情報等より

 銀行コード0037は現在は欠番で、以前は「日本振興銀行」が使っていました。



 どの銀行も平成28年3月末に比べ、預金残高は増加しております。また住信SBIネット銀行や大和ネクスト銀行は、地方銀行の中位行レベルの預金残高となっています。

 今後もコンビニエンスストアチェーン大手のローソンが銀行の準備会社を設立して、平成30年中の開業を目指していることやあおぞら銀行とGMOグループが提携により、あおぞら信託銀行の個人向け分野への参入等があり、これらの動向に目が離せませんね。

薬王堂の店舗で、dポイントが平成29年秋より利用可能に

 東北5県でドラッグストア等を展開する薬王堂は、NTTドコモが提供するポイントサービス「dポイント」について、平成29年秋より薬王堂の223店舗(平成29年5月24日現在)で利用可能になると発表しました。

 導入されますと決済時にdポイントカード等を提示しますと、決済金額100円(税込)につき1ポイント付与されます。

 また1ポイント当たり1円相当としてdポイントを決済に利用できます

 但し、調剤でのポイント付与はなく、dポイントカードと薬王堂プリペイド機能付きポイントカード「WA!CA」との併用はできませんのでご注意ください。

 dポイントの取扱店舗がここにきて拡大してきており、平成29年6月末までにdポイントが利用できる店舗は、梅の花サービス東日本・西日本の各店、ローソンストア100、いちげん、魚や一丁、NTTル・パルク、cafe SOURCE、美々卯で、合わせて1300弱の箇所となります。




 今後も各共通ポイント陣営の囲い込みが激化しそうですね。