デンソー、富士通テンを子会社化 

 デンソーは富士通が持つ、連結子会社である富士通テンの一部の株式を取得し、富士通テンをデンソーの連結子会社とすることを発表しました。

 富士通テンがデンソーの連結子会社となるのは、平成29年10月2日付となっており、168億円で取得することとなっております。

 富士通テンの出資比率は次の通りとなります。(現在 → デンソー取得後)

 デンソー 10% → 51%
 トヨタ  35% → 35%
 富士通  55% → 14%

 昭和47年に設立された富士通テンは、昭和48年からトヨタとデンソーが資本参加しております。平成28年9月に富士通テンに出資する3社は出資の比率を見直して、同社がトヨタグループ入りすることについて合意しておりました。

 富士通テンは、カーステレオやカーナビゲーションといった車載のエレクトロニクス製品に強く、電子制御ユニット、ミリ波レーダー、自動運転技術といったものにも力を入れております。




 デンソーとしては、自動運転技術を実用化するために富士通テンの技術を生かし、両社の協力関係を強化したい考えです。