笠岡信用組合、初の県外店舗となる福山支店を平成30年5月開設へ

 岡山県笠岡市に本店を置く、笠岡信用組合は、平成30年5月に広島県福山市引野町に支店を開設することが明らかになりました。

 笠岡信用組合が、岡山県外に出店するのは初めてのことです。すでに同組合は、平成28年7月に福山市一円に営業エリアを広げることが認められております。

 笠岡市と福山市は隣接しており、周辺地域は総称して備後都市圏と呼ばれております。同組合としては、地盤と経済的につながりのある福山市において収益を確保したい考えです。

 笠岡信用組合は昭和27年12月に設立、平成3年4月には岡山富士信用組合と合併、現在の店舗数は15店舗です。

 営業エリア内の人口が減少している中、積極的な経営をしていることで知られ、平成28年3月末の預金積金残高は、平成27年末の177億円余増の3584億4853万円となっております。

 また同組合は岡山県内においてシェアが拡大しており、不良債権比率についても大幅に低下(ここ数年で18%台から6%台へと大幅な回復)しています。




 近年で信用組合が新規に支店を開設するケースは、銀行や信用金庫の支店開設と比べても大変少なく、実際私もこのニュースを見聞きして驚きました。今後も笠岡信用組合が地方の金融機関の星となることに期待します。