後発薬第2位の沢井製薬(本社・大阪市淀川区)は、米国ミネソタ州にあるベアップシャー・スミス・ラボラトリーズ(以下、USL)を約1155億円(10億5000万米国ドル・1ドル110円換算)で買収し、完全子会社化することを発表しました。
USLの買収は、沢井製薬の子会社を通じて行われ、2017年6月末までにUSLの全株式を取得する予定とのことです。
USLは1919年創業の米国の後発薬業界では中位で、2016年12月期決算の売上高では約3億9000万ドル(約429億円)となっておりました。抗精神病薬等に強く、約30品目の後発薬を販売しております。
また沢井製薬は、前身となる「澤井薬局」が昭和4年(1929年)に創業、昭和23年(1948年)に「澤井製薬」が設立され、昭和54年(1979年)より現社名、平成28年(2016年)3月期の売上高は約1230億円となっております。
国内にある後発薬メーカーでは、業界首位の日医工がすでに米国に進出しており、第3位の東和薬品も2018年度中をめどに米国へ進出する計画があります。
沢井製薬は2013年に現地法人を設立、米国で同社としては初めてとなる後発薬を2017年中に発売する予定でした。
しかしながら、特許侵害訴訟に事実上敗訴したことから、USLの買収により米国への進出での巻き返しを図る考えです。
また沢井製薬はUSLの買収により、USLの生産設備や販売網により米国進出を成功させ、ゆくゆくは世界の後発薬メーカーのトップ10入りをめざしたいとしています。
このニュースが伝えられた、沢井製薬(株式コード:4555)の平成29年4月21日の株価は、前営業日比120円高(2.06%上昇)の5940円となりました。
USLの買収は、沢井製薬の子会社を通じて行われ、2017年6月末までにUSLの全株式を取得する予定とのことです。
USLは1919年創業の米国の後発薬業界では中位で、2016年12月期決算の売上高では約3億9000万ドル(約429億円)となっておりました。抗精神病薬等に強く、約30品目の後発薬を販売しております。
また沢井製薬は、前身となる「澤井薬局」が昭和4年(1929年)に創業、昭和23年(1948年)に「澤井製薬」が設立され、昭和54年(1979年)より現社名、平成28年(2016年)3月期の売上高は約1230億円となっております。
国内にある後発薬メーカーでは、業界首位の日医工がすでに米国に進出しており、第3位の東和薬品も2018年度中をめどに米国へ進出する計画があります。
沢井製薬は2013年に現地法人を設立、米国で同社としては初めてとなる後発薬を2017年中に発売する予定でした。
しかしながら、特許侵害訴訟に事実上敗訴したことから、USLの買収により米国への進出での巻き返しを図る考えです。
また沢井製薬はUSLの買収により、USLの生産設備や販売網により米国進出を成功させ、ゆくゆくは世界の後発薬メーカーのトップ10入りをめざしたいとしています。
このニュースが伝えられた、沢井製薬(株式コード:4555)の平成29年4月21日の株価は、前営業日比120円高(2.06%上昇)の5940円となりました。