佐世保中央信用組合と長崎県民信用組合が平成30年1月をめどに合併、長崎県の信用組合では第3位の規模

 佐世保市に本店を置く佐世保中央信用組合と長崎県民信用組合は、平成30年1月をめどに対等合併することで合意したと発表しました。

 存続する信用組合は佐世保中央信用組合で、合併後の名称は合併準備委員会で協議のうえ決定されます。

 両信用組合の店舗数は合わせて12店舗となり、本店・本部は長崎県民信用組合の本店に置かれますが、平成33年3月をめどに現在の長崎県民信用組合の本店の所在地に新築されます。

 両信用組合合わせての出資金は14億1100万円、預金積金の残高は334億7100万円となります。またこの合併により、長崎県の信用組合では第3位の規模となります。

 佐世保中央信用組合は、昭和35年6月に設立、同年7月に業務を開始しました。平成28年9月末の預金積金残高は99億7000万円となっております。

 また長崎県民信用組合は、昭和29年3月に「佐世保市信用組合」として設立、その後は大島町信用組合、佐世保たばこ信用組合と合併、昭和56年8月には大村信用組合と合併して、現在の名称となりました。

 平成28年9月末の預金積金残高は235億100万円となっております。




 両信用組合とも長崎県北部地域を基盤としていることから競合関係にありました。昨今人口減少や低金利政策によって経営環境が悪化する中、合併により規模の拡大やコストカットを行なっていき、経営の効率を高めていきたいためです。

 当ブログで金融機関の経営統合や合併について取り上げておりますが、今後も同様のニュースが増加しそうですね。