百貨店の丸榮(本社・名古屋市、株式コード:8245)を傘下に持つ、興和(本社・名古屋市)は、丸榮を株式公開買付(TOB)により完全子会社とすると発表しました。
買付の期間は、平成29年5月29日までとなっており、買付価格は1株あたり128円で、取得額は約51億円を見込んでおります。
興和は現在、丸榮の株式の約69%を保有しており、TOBが実現しますと、現在東証1部に上場している丸榮は上場廃止となります。
丸榮は「4M」の一角で、母体となる「十一屋呉服店」が元和元年(1615年)に名古屋で創業、昭和18年8月に三星と対等合併し、丸榮が設立されました。
両社は、丸榮の前身の一つ「三星」の創業家である中林家の縁戚に、興和の代表取締役社長の三輪芳弘氏の三輪家があるといった関係です。
丸榮はバブル経済の崩壊後、厳しい経営が続いておりました。この事態を打開するために平成20年1月に興和と資本・業務提携を結ぶことを発表し、興和に対して第三者割当増資を行いました。さらに平成22年8月にも興和に対して第三者割当増資を行い、持株比率は過半数を超えて、興和の子会社となりました。
丸榮は今後、従来の百貨店事業を縮小し、主にテナント型(不動産収入)に転換する方針とのことです。
平成29年4月13日の丸榮(株式コード:8245)の株価は、ストップ高の110円(前営業日比30円高、37.50%の値上がり)となりました。
時代の流れとはいえ、老舗企業の大変残念なニュースですね。
買付の期間は、平成29年5月29日までとなっており、買付価格は1株あたり128円で、取得額は約51億円を見込んでおります。
興和は現在、丸榮の株式の約69%を保有しており、TOBが実現しますと、現在東証1部に上場している丸榮は上場廃止となります。
丸榮は「4M」の一角で、母体となる「十一屋呉服店」が元和元年(1615年)に名古屋で創業、昭和18年8月に三星と対等合併し、丸榮が設立されました。
両社は、丸榮の前身の一つ「三星」の創業家である中林家の縁戚に、興和の代表取締役社長の三輪芳弘氏の三輪家があるといった関係です。
丸榮はバブル経済の崩壊後、厳しい経営が続いておりました。この事態を打開するために平成20年1月に興和と資本・業務提携を結ぶことを発表し、興和に対して第三者割当増資を行いました。さらに平成22年8月にも興和に対して第三者割当増資を行い、持株比率は過半数を超えて、興和の子会社となりました。
丸榮は今後、従来の百貨店事業を縮小し、主にテナント型(不動産収入)に転換する方針とのことです。
平成29年4月13日の丸榮(株式コード:8245)の株価は、ストップ高の110円(前営業日比30円高、37.50%の値上がり)となりました。
時代の流れとはいえ、老舗企業の大変残念なニュースですね。