日本コロムビア、フェイスの完全子会社に 平成29年7月27日に上場廃止

 IT関連企業でコンテンツ配信事業を手掛けるフェイス(株式コード:4295)は、連結子会社の日本コロムビア(株式コード:6791)を完全子会社とすることを発表しました

 日本コロムビアは現在、東証1部に上場しておりますが、平成29年7月27日に上場廃止となる予定です。同年8月1日付で日本コロムビア株主には日本コロムビア1株に対してフェイス株0.59株を割り当てます

 日本コロムビアは、明治43年10月に「日本蓄音機商会」として設立され、社名の「コロムビア」は英米のコロムビア・レコードと提携したことに由来、現社名となったのは昭和21年です。

 ちなみに日本電気音響(DENON)もこの年に買収、昭和38年に日本コロムビアに合併してブランドとして残ります。

 平成13年10月にオーディオ・ヴィジュアル、メディア関連事業を「デノン」として分社化しました。また平成14年10月から平成22年10月の間は、社名をコロムビアミュージックエンタテインメントに変更しておりました。
 
 平成26年にはフェイスが株式公開買付により、日本コロムビアの過半数の株式を取得したことにより、同社はフェイスの連結子会社となりました。




 私が中学生の当時、購読していた雑誌には、先述のDENONのミニコンポやカセットテープの広告が大々的に掲載されておりましたので、「デノン」として分社化された時は驚きました。

 また社名がコロムビアミュージックエンタテインメント時代に、業績が良いわりに低位株であったことから投資しやすかったこともあり、同社の株主となっていました。

 その後も同社の株式を高値で売却できたこともあって、個人的には日本コロムビアには思い入れがあります。今後フェイスの完全子会社となって、業績がさらに伸びることを願っております。