JR奥羽本線の秋田・土崎間に新駅設置の計画 早ければ平成31年春着工へ

 JR奥羽本線の秋田・土崎間に新駅「泉・外旭川新駅」を設置する計画があります。

 秋田市の穂積志市長は、この新駅について今年度中に基本設計に入る方針を明らかにし、平成29年6月秋田市議会定例会に提出する、補正予算案に新駅の駅舎やホームの設計費等の予算を盛り込む方針とのことです。

 新駅は、秋田市の「菅野地下道」付近に設置が計画されており、駅舎、エレベーター、ホームを設置する予定です。

 秋田市は新駅の整備に関して、平成25年7月に新駅の設置場所の周辺と秋田市全域で、市民の意向調査を行いました。この調査の中で新駅の設置場所の周辺で設置の必要性があると答えた方は、調査票回収数の4分の3強となり、秋田市全域においても調査票回収数の6割強の方が必要であると答えました。

 またこの時期には新駅を整備した場合、どの程度の利用者がいるのかというコンサルタント会社による調査も行われ、1日あたり986人から1167人の利用者が見込まれるという結果が出ております。




 新駅は地元の要望で設置される「請願駅」で、JR東日本秋田支社は、新駅設置関連の総事業費を約20億5000万円と見積もっております。(先述の平成25年時のコンサルタント会社による見積もりでは、最小で14億8000万円、最大で27億6800万円としています。)

 秋田市議会の補正予算案の承認後、早ければ平成31年春にも着工することとなります。

沢井製薬、アップシャー・スミス・ラボラトリーズを約1155億円で買収し完全子会社化へ 

 後発薬第2位の沢井製薬(本社・大阪市淀川区)は、米国ミネソタ州にあるベアップシャー・スミス・ラボラトリーズ(以下、USL)を約1155億円(10億5000万米国ドル・1ドル110円換算)で買収し、完全子会社化することを発表しました。

 USLの買収は、沢井製薬の子会社を通じて行われ、2017年6月末までにUSLの全株式を取得する予定とのことです。

 USLは1919年創業の米国の後発薬業界では中位で、2016年12月期決算の売上高では約3億9000万ドル(約429億円)となっておりました。抗精神病薬等に強く、約30品目の後発薬を販売しております。

 また沢井製薬は、前身となる「澤井薬局」が昭和4年(1929年)に創業、昭和23年(1948年)に「澤井製薬」が設立され、昭和54年(1979年)より現社名、平成28年(2016年)3月期の売上高は約1230億円となっております。

 国内にある後発薬メーカーでは、業界首位の日医工がすでに米国に進出しており、第3位の東和薬品も2018年度中をめどに米国へ進出する計画があります。

 沢井製薬は2013年に現地法人を設立、米国で同社としては初めてとなる後発薬を2017年中に発売する予定でした。

 しかしながら、特許侵害訴訟に事実上敗訴したことから、USLの買収により米国への進出での巻き返しを図る考えです。

 また沢井製薬はUSLの買収により、USLの生産設備や販売網により米国進出を成功させ、ゆくゆくは世界の後発薬メーカーのトップ10入りをめざしたいとしています。




 このニュースが伝えられた、沢井製薬(株式コード:4555)の平成29年4月21日の株価は、前営業日比120円高(2.06%上昇)の5940円となりました。

大垣共立銀行、名古屋市中区の「テラッセ納屋橋」に平成29年9月に支店開設へ

 地方銀行の大垣共立銀行(本店・岐阜県大垣市)は、名古屋市中区栄の納屋橋東地区の再開発によってできる「テラッセ納屋橋」に平成29年9月に支店を開設すると発表しました。

 テラッセ納屋橋は、名古屋市中心部を流れる堀川の東岸にできる複合施設で、小売業のユニー等が出店しますが、このテラッセ納屋橋のオフィス棟に同行が「テラッセ納屋橋支店」を開設します。

 この店舗では通常の銀行取引に加えて、全自動式の貸金庫も設置されます。また手のひらの静脈認証によるサービスも充実、貸金庫室への入室や解錠については手のひら静脈認証によって行われるといいます。

 同支店の開設により、大垣共立銀行の名古屋市内の店舗(店番のあるもの)としては13店舗目、中区に限りますと名古屋支店に次いで2店舗目となります。

 岐阜県内には競合する十六銀行があることから、大垣共立銀行は早くから岐阜県外への出店や既存の金融機関にないサービスを提供してきました。(テレビや雑誌等で、同行の番組や記事を見かけた方も多いかもしれません。)

 そのようなこともあって、私のように長野県に在住している者からすると、大垣共立銀行に比べて十六銀行の方が経営規模の大きな銀行であるのにかかわらず、大垣共立銀行の話題の方を耳にすることが多く、十六銀行はよく言えば「堅実」なのでしょうが、個人的には「地味」に見えるといった感想です。




 今後も大垣共立銀行には、驚くようなサービスを提供していっていただきたいと思います。また新店舗の開設等の情報がありましたら、お伝えしていきます。