マネパカードをビットコインと連動させるサービスが開始

 マネーパートナーズは、同社の発行するMasterCardプリペイドカード「マネパカード」にテックビューロが運営するビットコイン取引所「Zaif」にあるビットコインを、日本円にしてチャージすることができるサービスを平成29年4月19日より開始しました。

 利用方法は簡単で、Zaifの顧客がマネパカードとの連携を依頼するだけでよく、チャージしたい金額を入力するだけで、ビットコイン残高から自動的に日本円に換金して、マネパカードにチャージされます。

 マネパカードとしては従来の入金方法である、銀行からの日本円での振込とマネーパートナーズのFX口座からの日本円と外貨から振替に加え、「Zaif」にあるビットコインから日本円に換金してチャージする方法が加わります。

 マネパカードはインターネット上で両替することにより、銀行等で両替するよりも手数料を抑えられ、対応する日本円・米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドルの6つの通貨にチャージすることにより、国内外にあるMasterCardの加盟店での決済や同ブランドに対応したATMで出金できます。

 また当カードは与信審査はなく、発行手数料・年会費は無料となっております。中学生を除く満15歳以上であれば基本的には誰でも国際ブランドの付いたプリペイドカードを持つことができます。




 ビットコインを使えるお店がまだ少ない中、両者の連携により、国際ブランドの付いたプリペイドカードのバリューに反映できるこのサービス。

 現状、サービスを利用する方は少ないと思いますが、近所の実店舗で利用できるというのはかなり便利なサービスであると思います。

笠岡信用組合、初の県外店舗となる福山支店を平成30年5月開設へ

 岡山県笠岡市に本店を置く、笠岡信用組合は、平成30年5月に広島県福山市引野町に支店を開設することが明らかになりました。

 笠岡信用組合が、岡山県外に出店するのは初めてのことです。すでに同組合は、平成28年7月に福山市一円に営業エリアを広げることが認められております。

 笠岡市と福山市は隣接しており、周辺地域は総称して備後都市圏と呼ばれております。同組合としては、地盤と経済的につながりのある福山市において収益を確保したい考えです。

 笠岡信用組合は昭和27年12月に設立、平成3年4月には岡山富士信用組合と合併、現在の店舗数は15店舗です。

 営業エリア内の人口が減少している中、積極的な経営をしていることで知られ、平成28年3月末の預金積金残高は、平成27年末の177億円余増の3584億4853万円となっております。

 また同組合は岡山県内においてシェアが拡大しており、不良債権比率についても大幅に低下(ここ数年で18%台から6%台へと大幅な回復)しています。




 近年で信用組合が新規に支店を開設するケースは、銀行や信用金庫の支店開設と比べても大変少なく、実際私もこのニュースを見聞きして驚きました。今後も笠岡信用組合が地方の金融機関の星となることに期待します。

長野県外資本の金融機関による長野県内にある支店について

 長野県外に本店がある(県外資本の)金融機関のうち、長野県内において一般客が利用可能な支店(実店舗)について、今回取り上げてまとめてみました。店舗は次の通りです。

 長野市
 みずほ銀行 長野支店
 三井住友銀行 長野支店
 三菱UFJ信託銀行 長野支店
 商工組合中央金庫 長野支店
 北陸銀行 長野支店

 松本市
 みずほ銀行 松本支店
 りそな銀行 松本支店
 商工組合中央金庫 松本支店
 横浜幸銀信用組合 松本支店 *1
 ハナ信用組合 松本支店 *2

 上田市
 三井住友銀行 上田支店
 群馬銀行 上田支店

 諏訪市
 三井住友銀行 諏訪支店
 商工組合中央金庫 諏訪支店

 岡谷市
 横浜幸銀信用組合 諏訪支店 *1

 東御市
 横浜幸銀信用組合 上田支店 *1

 信濃町
 新井信用金庫 黒姫支店

 川上村
 山梨県民信用組合 川上支店

 同店は、上田商工信用組合の破綻により、美駒信用組合(現山梨県民信用組合)に事業譲渡されたものです。

 *1 横浜幸銀信用組合の長野県内支店は、旧長野商銀信用組合(本店・松本市)時代からの店舗です。

 *2 ハナ信用組合は、旧朝銀長野信用組合の破綻後の事業譲渡先の一つです。

 この中には、セブン銀行やイオン銀行のようなATMやインターネットで主に取引する金融機関、みずほ銀行のニューデイズ設置のATMや三井住友銀行の松本市や小諸市にあった支店の近隣に現在設置されているATM、三菱東京UFJ銀行や第四銀行のように主に法人向けの拠点でATMのないものについては含んでおりません。




 平成の最初の頃に比べて、長野市内に支店を構える県外資本の金融機関も少なくなりました。

 当時は、第一勧業銀行、富士銀行(現みずほ銀行)、太陽神戸銀行(現三井住友銀行)、協和銀行といった都市銀行だけでも4行ありましたので、現在は都市銀行が2行しかなく、「長野銀座」も寂しくなりました。

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