北陸新幹線の敦賀以西の延伸ルートで、まだ決定していない京都・新大阪間について、与党の検討委員会は「南回り」案で調整していることが明らかになりました。
京都・新大阪間についてはJR西日本が主張していた、東海道新幹線の北側の大阪府箕面市付近を通る「北回り案」と京都府が提案していた、東海道新幹線の南側の京都府京田辺市の「南回り案」の2つの案がありました。
国土交通省が試算した敦賀・新大阪間の所要時間では、「北回り案」が約43分、「南回り案」が約44分となっております。
また費用対効果の数値では、「北回り案」が1.08、「南回り案」が1.05と僅差となっております。
「南回り案」では、京都府京田辺市のJR片町線・松井山手駅付近に新幹線新駅を設置する予定となっており、地域経済への波及効果を考慮しますと、より投資効果が得られるのは「南回り案」であることから、「南回り案」で調整するに至りました。
平成29年3月中には、正式なルートが選定される予定となっております。
「南回り案」については、学研都市の付近を通るルートを京都府が提案していたものの、国土交通省の試算で費用が効果を上回ることから断念していました。
また奈良県内を通るルートも想定されていたそうですが、奈良県が経済的便益の観点から拒否したため、こちらも断念することになりました。
今後は、北陸新幹線がいつ全線開業するかということが焦点となりますが、沿線地域の投資効果をより得るためにも、できるだけ早期の開業となってくれることを期待したいところです。
京都・新大阪間についてはJR西日本が主張していた、東海道新幹線の北側の大阪府箕面市付近を通る「北回り案」と京都府が提案していた、東海道新幹線の南側の京都府京田辺市の「南回り案」の2つの案がありました。
国土交通省が試算した敦賀・新大阪間の所要時間では、「北回り案」が約43分、「南回り案」が約44分となっております。
また費用対効果の数値では、「北回り案」が1.08、「南回り案」が1.05と僅差となっております。
「南回り案」では、京都府京田辺市のJR片町線・松井山手駅付近に新幹線新駅を設置する予定となっており、地域経済への波及効果を考慮しますと、より投資効果が得られるのは「南回り案」であることから、「南回り案」で調整するに至りました。
平成29年3月中には、正式なルートが選定される予定となっております。
「南回り案」については、学研都市の付近を通るルートを京都府が提案していたものの、国土交通省の試算で費用が効果を上回ることから断念していました。
また奈良県内を通るルートも想定されていたそうですが、奈良県が経済的便益の観点から拒否したため、こちらも断念することになりました。
今後は、北陸新幹線がいつ全線開業するかということが焦点となりますが、沿線地域の投資効果をより得るためにも、できるだけ早期の開業となってくれることを期待したいところです。