岐阜造園、造園専業の企業としては初の上場

 造園緑化工事の設計や施工、メンテナンスを行う、岐阜造園(本社・岐阜市)は、平成28年11月1日に名古屋証券取引所・第2部に上場します。

 造園専業の企業としては初の上場(業種分類は建設業)となり、株式コードは1438です。

 同社は、ゴルフ場や公共施設の植栽の整備から、一般のお宅の庭の整備まで手広く受注しているとのことです。

 上場株式数は、公募40万株を含む141万5000株、1単元は100株で、仮条件は1000円から1150円となっています。

 同社は、昭和2年に造園工事の請負「植弥」創業、昭和41年1月に株式会社に改組(会社設立)、現商号となっております。また平成17年1月には、景匠館(本社・大阪市淀川区)の株式を取得して完全子会社化しております。



 平成27年12月15日の記事「札幌証券取引所の単独上場企業について」でも取り上げましたが、20年位前に日本経済新聞の株式欄を読んでいた時、地方の証券取引所は今よりも多かった(広島・新潟・京都に証券取引所がありました)ので、地方単独上場企業を多く目にしました。

 岐阜造園は、名古屋証券取引所の単独上場であります。東京証券取引所に上場した企業に比べて取引量は少ないことが予想されますが、個人的にはこういった地方に根付く企業には、是非とも頑張っていただきたいところです。