長野県で誕生した、ブランド米「風さやか」をご存じですか?

 皆様は、長野県で誕生したブランド米「風さやか」をご存じでしょうか?「風さやか」は、平成25年に種苗登録されたばかりの品種です。この品種の特徴としては、上品な旨味と甘みのある品種で、冷めてももっちりとした食感が楽しめるとのことです。

 そしてこの度、長野県はJAや米の卸会社等と組んで、「風さやか」のブランド化に乗り出すことを発表しました。通常の基準に比べて、厳しい出荷基準と販売基準を設定、高品質なブランド米として売り出したい考えです。

 また「風さやか」の米袋についても、統一したものを使用して消費拡大を図っていきたいとのことです。

 長野県としては、「風さやか」の作付面積を平成29年に1260ヘクタールまで拡大することを目指しています

 さて私はこのニュースを聞くまで、「風さやか」というブランドを知りませんでした。それもそのはずで、平成28年に地元長野県の米の生産実績ではコシヒカリが圧倒的に強く、全体の7割を超えており、「風さやか」は全体の3%程度だそうです。



 また「風さやか」を扱う店舗にしても、Aコープ(JA系)が多く、一般のスーパーで販売しているところは微々たるものです。

 今後、拡販していくためには如何に認知度を上げていくかということになりそうです。手っ取り早い方法として、スーパーやコンビニエンスストアの地域限定商品の企画で、弁当やおにぎりに「風さやか」を使って作ってもらうという方法がありますが、果たして今後どうやっていくのでしょうか。

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