長野駅前にキャンパス設置、清泉女学院大学が交渉を進める

 平成31年4月に看護系学部を開設するべく準備を進めている清泉女学院大学は、同学部のキャンパスをJR長野駅前に構えたいとして、交渉を進めているとのことです。

 キャンパスは、JR長野駅から徒歩10分程度のところに設置するということで、候補地の場所が明らかになってはおりませんが、2か所まで絞られているとのことです。

 同学部は、平成31年4月に看護系学部(4年制)を開設をめざしており、1学年80名の定員を予定しております。(男女共学とする構想もあります。)
 
 長野駅前にキャンパスを設置することで、広範囲から学生が通学できることを目玉にしたい考えです。

 清泉女学院大学は平成15年4月に開学、現在、本部とキャンパスは長野市上野にあり、最寄駅はしなの鉄道・北しなの線の三才駅でありますが、本部・キャンパスが丘陵の上にありますので、意外に不便な場所であると思います。

 余談ですが、バブル期の前後に清泉女学院大学のある、北側の長野市田中・田子地域に信州大学のキャンパスを移転させるという計画がありました。結局移転することはなく、現在も当時のまま、農耕地が広がっております。



 平成28年に入って、JR上田駅前には新潟薬科大学が、平成30年4月に上田市に「長野薬学部」を開設するべく準備を進めており、清泉女学院大学が新幹線駅の周辺に大学のキャンパスを設置する動きは、これに続く動きであります。

 私の高校生の時は、長野県内に本部を置く大学は3つしかなく、私も含め、同級生たちは大学に進学するとなると首都圏や関西、中京圏に進学するのがごく普通のことでした。

 地元の高校生達が大学を選択するに当たり、多数の大学が長野県内にできることにより、選択の幅が広がるということは大変良いことと思います。
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