長野県民でもそれほど知らないであろう「ぐるっと信州ネット」について

 今回は私の地元、長野県の金融機関のネタです。長野県の金融機関のシェアとしては、個人向け法人向け問わず、地方銀行の雄である八十二銀行が圧倒的に強く第1位、第2地方銀行の長野銀行が大きく離れての第2位となっております。

 また信用組合も県内に本店を置くものは、長野市の長野県信用組合(長野県のシェア第3位)があるのみで、信用金庫にしても6つあるものの、各々営業エリアの重複しない「紳士協定」があるため、長野県内は基本的には金融無風地域といえます。

 金融無風地域ということもあって、つい最近まで長野県内の金融機関同士の提携は、さほど話題に上らず、八十二銀行と長野県内の6信用金庫の提携によって誕生した「ぐるっと信州ネット」について、知らない長野県民は意外に多いのではないかということで、今回取り上げてみました。

 「ぐるっと信州ネット」参加する金融機関は次のとおりです。

 八十二銀行  長野信用金庫
 松本信用金庫 上田信用金庫 
 諏訪信用金庫 飯田信用金庫
 アルプス中央信用金庫

 このサービスでは、7つの金融機関のキャッシュカードを持つ方が、「ぐるっと信州ネット」のマークが掲示されているATMに限り、次の引出手数料が適用されます。

 平 日 8:45から18:00 無  料
 平 日  上  記  以  外 108円(税込)
 土休日     終  日    108円(税込) 

 注意点としては、「ぐるっと信州ネット」のマークが掲示されていないATMには優遇されず、入金や通帳の利用はできません

 法人カードの利用ができないことから、主に個人向けのサービスとなります。(さらなる詳細については、八十二銀行と6信用金庫のホームページ等をご覧ください。)



 また八十二銀行は、同様の引出手数料優遇サービスを群馬銀行と東邦銀行との間でも行っており、平日の8:45から18:00が手数料無料で利用でき、平日の8:00から8:45と18:00から21:00、土休日の全ての時間の引出手数料は108円(税込)となります。

 さて、「ぐるっと信州ネット」に参加する金融機関のテレビCMや報道でも、近年ではほとんど取り上げられることはなく、ATMコーナーにそれとなくマークが掲示されているような状況ですので、サービスとしては良いものであるのに周知されていないのは大変残念です。

万博を大阪へ 平成37年の国際博覧会を大阪での開催誘致のため立候補へ

 大阪府が誘致を目指している、平成37年の国際博覧会(万博)に関して、早ければ来春にパリに本部のある、博覧会国際事務局に立候補を申請する方向で調整がすすんでおります。

 もともと平成20年に開催を目指していた「大阪五輪」(開催地は北京)の選手村の予定地であった、大阪湾岸部の人工島の「夢洲」(大阪市此花区)に会場を集約させる(約100ヘクタール)計画です。

 さらに大阪府の計画では、開催期間は5月から10月の半年間の予定で、会場建設費は1200億円から1300億円、運営費は690億円から740億円と試算しています。

 以前より大阪府の万博誘致担当者らは、政府関係者に大阪での万博誘致を要請しており、それを受けた形となります。

 これは五輪・パラリンピック大会が地方自治体(都市)が立候補の主体であるのに対し、万博の立候補の主体が各国の政府であるためです。



 ちなみに平成37年の国際博覧会(万博)には、大阪以外にもパリも立候補する予定とのことです。開催には博覧会国際事務局に立候補を申請し、総会で承認される必要があります。

 政府としては、平成32年に開催される、東京五輪のあとの経済活性化策の一つとしても位置付けたい考えです。

 過去に開催された万博では、万博開催から7、8年前の博覧会国際事務局の総会で開催地が決定されているケースが多く、大阪で55年ぶりの万博が開催されるかどうかは、平成29年か30年頃に決定しそうです。

 今後の関連ニュースに注目したいところですね。

セディナ、セレスと提携してVISAプリペイドカード「POINT WALLET VISA PREPAID」の入会受付を開始へ

 セディナは、ポイントサイト事業を運営する、セレスと提携してVISAプリペイドカード「POINT WALLET VISA PREPAID」の入会受付を開始します。(発行自体は平成28年9月30日からとなります。)

 このカードの入会金や年会費は無料、審査不要となっております。あらかじめチャージしておいた金額(入金額)を限度額として国内外のVISA加盟店で、VISA決済ができるカード(一部加盟店を除く)となっております。

 このカードのチャージ方法は次の通りです。

 クレジットカードからのチャージ
 (手数料・1回につき300円(税込)、セディナ発行の国際ブランドつきのカードは無料)

 ペイジーからのチャージ
 (手数料・1回につき300円(税込)、銀行口座から入金)

 セレスが運営するポイントサイトのポイントからのチャージ
 (手数料無料、モッピー・モバトク・お財布.comの各ポイントからのチャージ)

 このカードを利用しますと、利用金額200円につき1ポイントが付与されます(還元率0.5%)。このポイントは、「モッピー」、「モバトク」、「お財布.com」のいずれかのサイトを経由したかによってどのポイントが付与されるかが決まります。



 これまでポイントサイトが、金融機関やクレジットカード会社と提携して各種カードを発行したことがなかったわけではないですが、セディナとセレスが使い勝手の良い、今はやりの国際ブランド付きのプリペイドカードを発行するということは、会員のサービスの拡充につながり個人的には良いことと思います。