甲子信用組合が解散へ 平成29年上期中に

 農林中央金庫の役職員が組合員となることができる、甲子信用組合が平成29年上期中に解散する方針を決定したと報道がありました。

 今回の報道では、同組合の利用率が近年低下している状況となり、同組合は「役割はもはや終えており、解散に向けて速やかに検討を進めることが望ましいと判断」としたことによります。

 預金については今後口座の解約手続きを進めていき、順次払い戻しとなります。また貸出金は、他の金融機関に引き継がれる予定となっております。

 現在、同組合の店舗は東京都千代田区内神田にある本店のみで、組合員は3562人、預金積金は217億6800万円となっております(平成28年3月末日現在)となっております。

 甲子信用組合は、「保証責任甲子信用購買利用組合」として大正13年(甲子(きのえね)の年)に設立され、昭和25年に「甲子信用組合」となりました。
 
 平成29年上期中に解散する方針を決定したことにより、設立から93年で同組合は役割を終えることとなります。



 さてここからは余談ですが、先述したとおり甲子信用組合の店舗は本店のみで、同組合で運営しているATMも本店に設置されているものだけです。

 預金者は出入金をするのに大変ではないかと思うのですが、同組合のホームページを確認しますと、キャッシュカードは一般的な金融機関同様、他の金融機関と提携しており(他行利用時のキャッシュバックサービスも5回あり)、特にセブン銀行ATMでの出入金は手数料無料の時間があることから、特に不便ではないように思いました。

 甲子信用組合は他の職域信用組合と同様、一般人は口座を開設することはできません。このことから職域信用組合は特定少数の組合員に限られることから経営規模も小さく、今後、解散や他の金融機関に吸収合併されるケースが増加すると考えられます。