アイヌ語仮名をご存じですか?

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 アイヌ民族の母語であるアイヌ語は、皆様ご存じのように文字を持たない言語であり、口伝えで受け継がれてきた言語です。

 ただ通常の日本語の表記方法では、アイヌ語を正確に表記できているとはいえず、正確に表記しようとする動きが出てきました

 2000年代に入りますと、JIS規格(JIS第3水準漢字)でアイヌ語仮名表記用の拡張片仮名にコードが割り当てられたことにより、比較簡易にパソコンで表記できるようになりました

 アイヌ語仮名の特徴ですが、日本語表記と違う点としては、半濁点を持つ片仮名と通常の日本語表記では用いない小書き片仮名がある点です。(ここではアイヌ語仮名でのみ表記するものをご紹介します。)

 半濁点を持つ片仮名は次の通りです。
 セ゚ ツ゚ ト゚

 通常の日本語表記では用いない小書き片仮名は次の通りです。
 ㇰ ㇱ ㇲ ㇳ ㇴ ㇵ ㇶ ㇷ ㇸ ㇹ ㇷ゚ ㇺ ㇻ ㇼ ㇽ ㇾ ㇿ

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 またアイヌ語仮名に似たケースでは、日本統治下の台湾では、台湾語の発音を表記するための振り仮名には「台湾語仮名」というものがありました

 さて北海道はもちろん、本州においてもアイヌ語が起源の地名等がありますので、実際に表記するかは別としても、これらを正確に表記することができるようになったというのは意義のあることだと個人的には思います。