ペルー大統領選挙の決選投票、今までにない大接戦

 ペルーのウマラ大統領の任期(5年)満了に伴う大統領選挙の決選投票で、開票率が97.1%のところ、ペドロ・パブロ・クチンスキ元首相、ケイコ・フジモリ氏の両者の得票率の差が0.28ポイントとなっており、これまでにない大接戦となっております。

 都市部の電子投票は全てが開票されたものの、山岳地域や在外投票分の開票はこれからということで、どちらの陣営も勝利宣言を出せずにいます。

 得票率の速報値は次の通りです。 開票率97.1%

 ペドロ・パブロ・クチンスキ元首相 50.14%
 ケイコ・フジモリ氏 49.86%

 2016年ペルー大統領選挙では、1回目の投票を4月10日に行い、ケイコ・フジモリ氏1位の得票率(約39.9%)となったものの、当選に必要な過半数となっていないため、ケイコ・フジモリ氏とペドロ・パブロ・クチンスキ元首相(1回目の得票率・約21%)による決選投票が行われました。

 ペドロ・パブロ・クチンスキ氏は「、変革のためのペルー国民」党首で77歳、2004年から2005年に経済・財務相、2005年から2006年に首相を歴任しておりました。

 またケイコ・フジモリ(日本名:藤森 恵子)氏は、アルベルト・フジモリ元大統領の長女で「人民勢力党」の党首で41歳、ペルー大統領選挙に当選しますと、親子2代の日系人による大統領の誕生となり、またペルー初の女性大統領となります。

 前回の2011年にウマラ現大統領とで争われた大統領選挙の決選投票では、得票率48.55%で惜敗しておりました。



 ペルーはここ10年で平均6.2%の経済成長、2014年には2.8%、2015年には3.3%と回復基調ではあるものの、以前に比べて成長が鈍化してきており、新大統領の手腕が試されるといったところです。

 しかしここまで大接戦となりますといずれが大統領となっても、様々なことで世論が2分される可能性がありますので、なかなか大変なものがあります。