ロイヤルホールディングス、平成32年末までに「てんや」の国内店舗数を300店舗体制へ

 ロイヤルホールディングスの連結子会社、テンコーポレーションが運営する天丼チェーンの「てんや」の国内店舗数を平成32年の末までに300店舗に増やすとのことです。

 テンコーポレーションは、平成元年に設立された企業で、もともとは丸紅系でしたが、平成17年にロイヤルホールディングスが筆頭株主になり、翌年には連結子会社となりました。

 ロイヤルホールディングスは消費が低迷するなか、ロイヤルホストの客単価の約半分である、「てんや」に目をつけ、天丼並盛をワンコイン(500円)程度に据え置く戦略で、「てんや」で提供されるメニューのお手頃感を出していきたいとしています。

 また驚くことに持ち帰り客が、全体の3割を占めるそうで、スーパーのお惣菜のような感覚での購入も見られるようです。

 現在の「てんや」の店舗網は、関東を中心に展開されており、同じような客単価の牛丼チェーン店と比較しても、関東以外の地域ではまだまだ出店の余地があるといえます。



 私の地元である長野県でも、先日諏訪市に「てんや諏訪店」がオープンしました。同店は本久(本社・長野市)の外食事業部のフランチャイズ店舗であることから、今後は長野県内の他の地域でも「てんや」を展開していく可能性があります。

 私は学生時代に東京で住んでいた時は、独り暮らしであるのと低価格で天丼が食べられるいうこともあり、よく「てんや」を利用しておりました。揚げたての天丼(天ぷら)を低価格で食べられるというのは魅力だったのです。

 今後「てんや」の出店する地域において、天丼が低価格で簡単に食べられるという、新しい食文化となることに期待しております。