世界最長のゴッタルドトンネル開通、青函トンネルが世界第2位の長さとなる

 スイスのアルプスを約57キロメートルの区間で貫く、「ゴッタルドトンネル」が開通しました。今後は試験走行の後、12月にも本格的に運行が開始することが発表されました。

 このトンネルは、スイスのボディオ・エルストフェルト間を鉄道で結ぶべく、1999年に建設が着工されたもので、2本の単線トンネルで構成されるものです。旅客輸送については、トンネル内での時速250キロメートルの高速運転が可能になっているとのことです。

 トンネルの総工費は、122億スイスドル(約1兆3500億円)という大規模なものですが、1日のトンネル通過本数は200本から300本を見込んでおります。
 
 さてこのトンネルが計画された経緯ですが、もともとゴッタルド峠は欧州を南北に結ぶ要衝なのですが、周辺の道路や鉄道の通行量が増加し限界に達したことで、その打開策として計画されました。

 日本国内的には、このゴッタルドトンネルが開通したことにより、30年近く世界最長であった青函トンネルが世界第2位の長さとなってしまったというべきでしょうか。



 中央新幹線(中央リニア)で建設される、第一首都圏(36.9キロメートル)、第一中京圏(34.2キロメートル)、南アルプスを貫くトンネル(25キロメートル・23.3キロメートル)もゴッタルドトンネルほど長いものではありませんので、今後もしばらくの間は、ゴッタルドトンネルが世界最長の地位を保てそうです。