長野県内の高速道路が乗り放題 首都圏からの往復(3日間有効)で普通車9500円

 長野県内の高速道路が定額料金で乗り放題となる「信州歴史めぐりフリーパス」が開始され、平成28年7月31日まで実施されています。

 これは、長野県内の高速道路を運営する東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)と信州キャンペーン実行委員会が、長野県内への観光客誘致を図るために共同で企画されたものです。

 対象となる車両はETC機能を搭載した普通自動車、軽自動車、二輪車となります。また利用するためには、NEXCO東日本のウェブサイト「ドラぷら」において、利用したい日付とETCカード番号等を事前に登録する必要があります

 各プランの金額は次の通りです

 首都圏出発プラン 
 連続する最大3日間有効 首都圏エリア発着で長野県内の高速道路乗り放題
 普通車 9500円 軽自動車等 7500円

 周遊プラン
 連続する最大2日間有効 長野県内発着で長野県内の高速道路乗り放題
 普通車 5500円 軽自動車等 4500円

 注意点としては、申込期間外は対象とならず別料金であることと、周遊エリアを超えての利用は別料金となります。詳細はこちらの「対象とならない走行例」からどうぞ。



 個人的にはかなり面白い企画を考えたと思いました。「信州歴史めぐりフリーパス」の首都圏出発プランを使いますと、「ドラぷら」の試算によりますと、平日の昼間通常利用料金からプラン利用で4割程度安くなるとしております。もし興味のある方はこれらのプランを利用されてはいかがでしょうか。

平成42年の冬季五輪の招致をめざす「新潟」

 平成28年1月に、平成42年(2030年)の冬季五輪について、新潟経済同友会が新潟市において開催すべきであるとして、提言書を篠田昭・新潟市長に提出しました。

 この中で、冬季五輪の招致が成功した場合、新潟空港の滑走路を3000メートルへ延長、上越新幹線の新潟空港延伸、北陸・上越新幹線を結ぶフリーゲージトレインの整備といった社会資本整備が進むとしております

 競技は新潟県はもちろんのこと、近隣の長野県等の施設を利用する、広域開催とするとしています。

 提言書では、開閉会式場をデンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)とし、アルペンスキーを湯沢町と県外、スキージャンプやノルディック複合を妙高市と県外を会場としています。(会場の詳細は、新潟経済同友会のホームページでご覧になれます。)

 新潟経済同友会は、2018年・平昌大会、2022年・北京大会の2大会連続でアジア地域での冬季五輪開催となるため、2026年大会は例え手を挙げたとしても、アジア地域以外での開催となる可能性が高いため、平成42年(2030年)に冬季五輪の招致をめざしたとしています。



 ただ国内では2026年大会に札幌市が開催都市をめざすべく、いち早く行動を起こしております。平成26年に実施された札幌市民へのアンケートでは、3分の2が開催に賛成札幌市議会では招致をめざす決議を行っております。

 また2026年大会で札幌市が開催都市に選ばれない場合は、新潟経済同友会が提言した2030年大会に札幌市が再度立候補する可能性が非常に高く、2030年大会の国内招致都市を新潟と札幌で争う可能性もあります。

 個人的には、次に国内で冬季五輪が開催されるのであれば、いち早く招致のための行動をしている「札幌」を推したいところです。(当然、五輪に向けて社会資本を同時に整備できるからですが。)

 また新潟経済同友会の提言書では、競技を広域開催し、長野冬季五輪時の競技場を流用するとしていますが、新潟県上越地域をメイン会場として、長野冬季五輪の競技場を使うのであれば、近距離ということもありわからないでもないのですが、中越・下越地域から長野冬季五輪の競技場までは距離があり、この場合の広域開催は現実的ではないと考えます。

 できれば競技場は、新潟県内ですべて完結できるようにした方が良いと思います。

楽天Edy、新型多機能チャージ機の運用を開始

 楽天Edyは、複数の電子マネーに対応可能な
新型多機能チャージ機の運用を平成28年5月27日から開始
しました。順次、楽天Edyの加盟店に設置していくとのことです。

 電子マネー専用のチャージ機としては、初めてとなる複数の電子マネーへチャージが可能となり、今までの楽天Edyに加えて、交通系電子マネーや流通系電子マネーにもチャージが可能となります。また将来的には、自社開発による電子マネーに対応できる拡張性のあるものとなっております。

 今までの楽天Edyのチャージ機では、同時に複数枚のお札を投入することができず、また投入した金額全てがチャージされていました。

 この度、運用を開始した新型多機能チャージ機ではこの点が改善され、同時に複数枚のお札を投入することができるようになること、チャージしたい金額を指定、チャージしない金額に関しては釣銭として出金することができるようになります

 その他の実装機能としては、楽天Edyカードの残高・6件までの履歴照会機能、Edyギフトの受け取りが可能となります。



 この新型多機能チャージ機ですが、将来的には自社開発による電子マネーに対応できる拡張性のあるものとなっているわけです。

 昨今、一部外食チェーンや一定の地域でのみ使用可能な、独自に開発された電子マネーの導入が増えてきております。これらにも新型多機能チャージ機が対応を可能としているのは、今後も増え続けるであろう独自開発の電子マネーをも取り込むという「意思」が見られ、かなり先を見て作ったと思いました。