マルティニークという地域はどこにあるのか

 当ブログでは、有り難いことに日本国内だけでなく海外からもアクセスしていただいております。アジア諸国や欧米諸国(特に米国・英国)からが主になるのですが、そういった国からではなく、私が今まで聞いたことのない地域からアクセスをいただきました。

 それが今回のタイトルにある「マルティニーク」という地域です。調べてみますと、マルティニークはフランスの海外県でカリブ海に浮かぶ島であり、南はセントルシア、北はドミニカ国と隣接しております。

 フランスの海外県であることから、フランス国民会議(下院)に4名、元老院(上院)に2名の割り当てがあります

 マルティニーク海外県の面積は東京都の半分程度、人口は約40万人ですが、フランス本土に住むマルティニーク出身者は約26万人とかなりの数です。

 これはマルティニークの産業に農業と観光業があるものの小規模であることから、この地域だけで経済が回ることがなく、また食品等をフランス本国からの供給に頼っているために物価が高くなってしまうため、フランス本国への出稼ぎに頼らざるを得ないからです。

 フランス本国との関係で面白いところでは国別コードトップレベルドメイン(日本でいう.jp)が、フランスの「.fr」ではなく別の国の扱いともいえる「.mq」が割り当てられております。(ただ海外領土を持つ国が、このように別の割り当てとなるのはそれほど珍しいことではありません。)



 またナポレオン・ボナパルトの妻はマルティニークの出身であったり、画家のポール・ゴーギャンや作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が、マルティニークに一時期滞在していたことがある等、調べれば調べるほどいろいろと出てきて、大変面白いところです。

 当ブログにマルティニークからアクセスがなければ調べることはまずなかったと思いますので、今回は知識の幅を広げることができて有り難く感じております。