函館市電・函館バスのIC乗車券にニモカを選定、平成29年3月より導入予定

 函館市電と函館バスが、平成29年3月より導入する予定のIC乗車券を担当する事業者に、福岡市のニモカ陣営の4社が選定されたことについて、函館市企業局から発表されました。

 ニモカを代表法人とする、西日本鉄道グループ4社からなる「にしてつグループ交通系ICカードシステム導入業務連合体」と平成28年5月下旬に契約するとのことです。

 ニモカ(nimoca)は平成27年4月現在、交通系ICカードとしては九州で最も多い、250万枚が発行されており、九州各県でニモカに参加する鉄道・軌道・バス各社の乗車券、タクシー運賃、また電子マネーとして使われております。(全国交通系ICカードの相互利用にも参加していますので、ある意味全国で利用できます。)

 ここではIC乗車券を市電全30両と函館バス全約240台で利用できるようにし、さらにIC乗車券に電子マネー機能もつけるものです

 また全国で利用されている、SuicaやPasmoといった交通系IC乗車券も函館市電や函館バスで利用できるようになります

 電子マネー機能としては、渡島・檜山管内のスーパーやコンビニエンスストア等の約270か所(うち函館市内では約180か所)でチャージが可能となります。




 今回、IC乗車券システムの導入を決定した経緯としては、北海道新幹線が新函館北斗まで平成28年3月に開業し、今後増加する北海道外からのお客様に対応するためのものです。

 しかし九州のニモカ陣営が北海道で選定されたというのは、今までの実績が評価されたということなのでしょう。