東邦銀行、平成28年6月よりJCBデビットカードの発行へ

 平成28年6月から、福島市に本社のある東邦銀行の口座を保有する方を対象として、JCBデビットカード「東邦Alwaysデビットカード〈JCB〉」が発行されることがJCBよりアナウンスされました。

 このJCBデビットカードは、中学生を除く15歳以上(ゴールドカードは20歳以上)であれば与信審査はなく、国内・海外のJCB加盟店で利用でき、利用ごとに当該代金が口座から即時引き落とされます。

 ショッピング時には、利用合計金額、税込1000 円ごとにJCB Oki Dokiポイントが1ポイントが付与されます。

 プレスリリースにされた券面のデザインでは、ゴールドデザインが1種類、一般デザインが4種類の計5種類があり、IC付きキャッシュカードとなるようです。

 JCBデビットは、千葉銀行を皮切りに、大垣共立銀行、北洋銀行、私も使っている楽天銀行に次いで5行目で東北地方の金融機関としては初のデビットカードの発行となります。

 まだ申し込むことはできませんが、プレスリリースによると東邦銀行の窓口やホームページ上から申し込むこととなりそうです。



 年会費は、一般カードは初年度無料。2年目以降は1250円(税抜)ですが条件次第では無料となります。またゴールドカードは年会費は10000円(税抜)となっております。

 私もここ1年で、デビットカードで決済することが多くなりました。今後もJCBやVISAといったカードブランドの付いたデビットカードが発行する金融機関が増加することと思います。

実用化試験放送終了以後、次の展開がなかなか見えてこない「地上デジタル音声放送」

 6月の記事「FM補完中継局とは」で取り上げました、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の3局のFM補完中継局(ワイドFM)が、12月7日13時から本放送が開始されます。

 このFM補完中継局を聴くには、以前から販売されていた地上波アナログテレビ1chから3chまで受信できるタイプのラジオや95Mhzまで受信できるラジオであれば、聴けますので、新たにラジオを買い求めなくても比較的簡単に受信することができると思います。

 このFM補完中継局から放送される以前に、東京・大阪のNHK・民放の各局では高音質(マルチチャンネル放送・5.1chサラウンド放送、各種データ放送等)な放送「地上デジタル音声放送」の実用試験放送が実施されていました。

 平成15年10月より東京地区と大阪地区で放送が開始され、専用の受信機も平成18年に発売、後に携帯電話(au)内蔵型チューナーも発売、100万台に達したほどでした。

 また一部の放送局は、インターネットでサイマル放送も行なっていました。

 TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送のAMラジオのサイマル放送が平成20年9月に開始され、このまま本放送へ移行されるかと思いましたが、平成22年6月末に大阪地区で実用化試験放送が終了平成23年3月末には東京地区でも実用化試験放送が終了することとなりました。

 この地上デジタル音声放送の実用化試験放送を実施していたデジタルラジオ推進協会DRP)は、平成26年4月からもともとDRPの一部門であった、地下街等の遮蔽された難視聴区域向けに、テレビ・ラジオの再送信を行う事業のみの組織となり、放送波遮蔽対策推進協会に名称が変更されました。



 地上デジタル音声放送に対応したチューナーも100万台に達したほどだったのですが、試験放送から得られたデータを使って、別の展開も模索されていますがなかなか見えてきません。今では、放送メディアを新たに作るにしても、当時と比べて回線速度が大幅に上がったインターネット経由の方が参入障壁が低いことから、今後同様なサービスを「既存の電波」で提供しても、いずれ淘汰さるように思います。

NOTTV、平成28年6月末でサービス終了へ

  NTTドコモと同グループのmmbiはスマートフォン向けマルチメディア放送「NOTTV」を平成28年6月末に終了すると発表しました。

 NOTTVは、平成24年4月に携帯端末向けチャンネルとして開始しました。

 当初1000万人の会員を目標として、その後、無料放送をする等していたものの、視聴するには専用チューナーを搭載したスマートフォンが必要であったことと肝心のNTTドコモが、iphoneの販売に力を入れていたこと等により伸び悩み、平成27年3月の契約件数約175万件を頂点に、先月には約147万件まで減らしていました

 現在、NOTTVで使われている周波数は、返還されるとのことです。



 ワンセグ放送より高品質の放送であったものの、ドコモユーザー以外にはなかなか敷居が高く、「一般」のテレビとして放送されておらず、また高視聴率の目玉番組があるわけではないので、世間的には浸透していませんでした。

 携帯端末向けチャンネルという、アイデアとしては面白かったのですが、大変残念です。