古代から中世にかけての鮭の産地 信濃国・越後国・越中国

 秋鮭のシーズンです。平安時代に編纂された「延喜式」には、鮭の産地として記載されているのは、信濃国(長野県)、越後国(新潟県)、越中国(富山県)のみとなっております。

 現在の長野県では、長野市大豆島地区において、鮭が多く捕れたことで知られております。大豆島地区は千曲川(信濃川の長野県分)とー級河川犀川の合流付近の北側に位置し、土地も肥沃なところです。

 江戸時代になり、徳川家康の六男、松平忠輝が高田藩主の時に家臣に、当時の信濃国更級郡大豆島村(現在の長野市大豆島)に鮭の「打切」を命じました。

 打切というのは仕掛けの一種で、信濃川の河口から順に一番として、十五番までの打切がありました。

 当時の漁期は7月から12月までの間行なわれ、捕れたサケ10本に対して4本を税として納めていました。

 鮭は川で生まれ、海に下り、成魚となり生まれた川に遡上する習性があります。千曲川には、昭和11年に西大滝ダム(長野県飯山市照岡・下高井郡野沢温泉村)の建設が着工したことによって、鮭の遡上が衰退しました

 長野市内にある小学校では、鮭の稚魚を育て、千曲川に放流しており、西大滝ダムで鮭の遡上が確認されると県内向けニュースで報道されます。



 ダム建設や環境の変化によって、鮭の遡上も近代激減しましたが、ー昔前よりは増加しているので、今後も増加するといいですね。

ハウス食品グループ本社、「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋に株式公開買付を実施へ

 壱番屋を連結子会社化するのを目的として、ハウス食品グループ本社は、10月30日に株式公開買付を実施すると発表し、壱番屋もこの提案に賛同しました。

 公開買付の期間は11月2日から12月1日までで、1株あたり6000円となります。

 壱番屋は、カレーハウスCoCo壱番屋を運営するカレー専門店で、国内最大手です。

 同社は現在のところ、ハウス食品グループ本社の持分法適用関連会社(同社株式の19.55%所有)となっております。

 ハウス食品グループ本社は、この公開買付で、壱番屋の株式の51%の所有を目指しており、公開買付の価格もこれに沿っており、公開買付後も壱番屋の上場は維持されます

 今回の壱番屋のプレスリリースでの注目点は、この連結子会社化により、「海外事業展開のスピードを一層高め、両社の連携を密にし、既存の地域での出店の拡大、新規の地域の進出において協働する。」としております。

 日本国内で大規模なカレーハウス事業を行う場合、香辛料の調達の関係で、S&Bかハウス食品のいずれかと提携をしないと店舗数を拡大できませんので、今回の発表もうなづけます。



 ちなみに本日の株価は、ハウス食品グループ本社の終値が2096円(前日比38円高 ・1.85%上昇)。

 壱番屋の株価は、終値で5370円(変わらず)でしたが、高値では5400円をつけました。

ローソン、11月3日よりプリペイド機能付きPontaカード「おさいふPonta」を発行へ

 コンビニエンスストア業界第2位のローソンから、11月3日より、プリペイド機能付きPontaカード「おサイフPonta」の発行を開始するとのプレスリリースがありました。

 発行手数料や年会費は無料で、店頭で即時発行、既存のPontaカードで貯めたポイントも「おさいふPonta」へ移行できるとのことです(一部カードを除きます)。

「おさいふPonta」は、JCBプリペイド機能がついているPontaカードで、あらかじめ入金をする必要があります。

 JCBプリペイド機能は、既にホームセンター最大手のコメリの会員カード「アクアカード」で導入されております。

 カードへの入金方法は、ローソン店頭では、現金のみでの入金、専用のサイトからはクレジットカードのみの入金となります。

 このカードでのローソンでのお支払いには、税抜100円ごとに1ポイントが付与、JCB加盟店でのお支払いでは、500円ごとに1ポイント付与されます。

 またPontaの提携店舗のポイントの付与・利用は通常通りです。



 現在、Pontaの会員数は平成27年9月末現在で、7213万人おり、全国約2万4000余の店舗で使えます。

 ローソンとしては、平成32年3月末までに「おさいふPonta」の2000万枚の発行を目指しているとのことです。