昨日の記事「海底火山の噴火により新島ができたものの、現在は海中に消えてしまったお話」の海外編として、今回は地中海のフェルディナンデアを取り上げます。
フェルディナンデアは、現イタリア領シチリア島とチュニジアの間に位置する、海底火山の噴火により、度々誕生する火山島です。(現在は海底火山です。)
フェルディナンデアは有史以来、何度か誕生と消滅を繰り返しております。1831年の噴火の際に島が誕生し、一時は高さ63m、周囲約4.8kmの島となりました。
この時、この島の領有権をめぐり、英国、両シチリア(現イタリア)、フランス、スペインの4か国が対立しました。
しかしながら、島は1832年の初めごろには、再び海へと消え、領有権をめぐる争いは解決されました。
また、2000年と2002年にこの辺りでは、火山活動があり、約170年ぶりに島が出現するのではないかと専門家により予測されたものの現在、島は再び現れておりません。
ただ現在も海底火山の頂上は海面から6mのところ(いわゆる浅瀬)にあることから、海図に「フェルディナンデア」と載っているケースがあるそうです。
[ここに地図が表示されます]
フェルディナンデアは、現イタリア領シチリア島とチュニジアの間に位置する、海底火山の噴火により、度々誕生する火山島です。(現在は海底火山です。)
フェルディナンデアは有史以来、何度か誕生と消滅を繰り返しております。1831年の噴火の際に島が誕生し、一時は高さ63m、周囲約4.8kmの島となりました。
この時、この島の領有権をめぐり、英国、両シチリア(現イタリア)、フランス、スペインの4か国が対立しました。
しかしながら、島は1832年の初めごろには、再び海へと消え、領有権をめぐる争いは解決されました。
また、2000年と2002年にこの辺りでは、火山活動があり、約170年ぶりに島が出現するのではないかと専門家により予測されたものの現在、島は再び現れておりません。
ただ現在も海底火山の頂上は海面から6mのところ(いわゆる浅瀬)にあることから、海図に「フェルディナンデア」と載っているケースがあるそうです。