国内16社目の自動車メーカー「日本エレクトライク」 主力商品は三輪電気自動車「エレクトライク」

 平成20年に創業した「日本エレクトライク」は、平成27年6月8日、自動車の量産のために必要な型式認定を国土交通省から受けました。このことにより、同社は国内16社目の自動車メーカーとなりました

 日本エレクトライクは、電気自動車を開発・製造するベンチャー企業で、主力商品は三輪電気自動車「エレクトライク」です。

 この三輪電気自動車「エレクトライク」は、昭和40年代まで国内多く走っていたオート三輪によく似ておりますが、従来のオート三輪に比べて後輪の安定性を高めております。

 エレクトライクは1人乗りで、荷物搬送用三輪自動車となっておりますが、ドアはありません。1度の充電で約60km(最高速度49km毎時)の距離を走行できるといいます。充電時間は100V電源で10時間、200V電源で5時間でフル充電できます(リチウムイオンバッテリー・7.8kWhの自動車の場合)。

 日本エレクトライクは、生産台数年間100台を目標に掲げており、同社のホームページによると、価格は国土交通省の型式認定により助成金の取得で、実質100万円でのご購入が可能とのことです。



 私の小学生時代(約30年前)までは、オート三輪をよく見かけておりました(当然走行可能のものです)。20年ほど前に三輪自動車ではないものの、ダイハツからミゼットⅡがアジア諸国向けをコンセプトとして販売され、手作りであり愛嬌のある車体から、一部に好評であったものの、現在は生産終了となっております。

 私はオート三輪やミゼットⅡが好きであるので、今回のエレクトライクが、量産のために型式認定を受けたことをうれしく思います。三輪電気自動車の電気自動車という最先端の技術と、どこか懐かしい感じのする三輪自動車、大量に販売されるとよいですね。