現在、西之島では火山活動が活発で、島が拡大すると、日本の排他的経済水域が広がることについては、先日の記事「西之島の火山活動が注目されるワケ」で取り上げました。
この西之島も、現在は陸地であっても今後、浸食等で一部の陸地が海中へと消えてしまう可能性がありますので、個人的には今後も西之島にはさらに拡大をしてもらって、我が国の排他的経済水域が広がればよいと思います。
さて本題の「海底火山の噴火により新島ができたものの、現在は海中に消えてしまったお話」です。これは、日本国内で海底火山の噴火により新島が誕生したものの、海の波により島が崩壊し、結局は島が消えてしまったものです。
硫黄列島の最南端に位置する南硫黄島(東京都小笠原村)の北北東、約5kmのところに「福徳岡ノ場」と呼ばれる海底火山があり、以前よりたびたび噴火を繰り返しておりました。
時には海底火山の噴火により、新島が誕生することがあり、硫黄島に近いこともあってか「新硫黄島」と呼ばれてきました。
この新硫黄島は、明治37年から38年にかけて、海底火山の噴火により周囲約4.5kmの島が誕生しましたが、明治38年6月には最高で145mあった標高が島の崩壊により3m弱までと小さくなり、最終的に岩礁となりました。
次に福徳岡ノ場に新島ができたのは、大正3年1月のことで、周囲が約11.8kmと比較的大きな島が誕生しましたが、この島も年末には崩壊が始まり、大正5年には海へと消えてしまいました。
昭和に入り、昭和61年1月にまたも海底火山の噴火により新島が誕生したものの、今度は2か月で海へと消えてしまいました。
現在もこの付近では火山活動が活発で、平成25年9月に海上自衛隊が観測したところ、海水面に緑色の変色があり、海面に白い泡の噴出が確認されたとのことです。
海外でも海底火山の噴火により、突如として新島が誕生したものの、同様に波の浸食で島が消えてしまったケースがあります。
明日は海外のケースについて取り上げたいと思います。
この西之島も、現在は陸地であっても今後、浸食等で一部の陸地が海中へと消えてしまう可能性がありますので、個人的には今後も西之島にはさらに拡大をしてもらって、我が国の排他的経済水域が広がればよいと思います。
さて本題の「海底火山の噴火により新島ができたものの、現在は海中に消えてしまったお話」です。これは、日本国内で海底火山の噴火により新島が誕生したものの、海の波により島が崩壊し、結局は島が消えてしまったものです。
硫黄列島の最南端に位置する南硫黄島(東京都小笠原村)の北北東、約5kmのところに「福徳岡ノ場」と呼ばれる海底火山があり、以前よりたびたび噴火を繰り返しておりました。
時には海底火山の噴火により、新島が誕生することがあり、硫黄島に近いこともあってか「新硫黄島」と呼ばれてきました。
この新硫黄島は、明治37年から38年にかけて、海底火山の噴火により周囲約4.5kmの島が誕生しましたが、明治38年6月には最高で145mあった標高が島の崩壊により3m弱までと小さくなり、最終的に岩礁となりました。
次に福徳岡ノ場に新島ができたのは、大正3年1月のことで、周囲が約11.8kmと比較的大きな島が誕生しましたが、この島も年末には崩壊が始まり、大正5年には海へと消えてしまいました。
昭和に入り、昭和61年1月にまたも海底火山の噴火により新島が誕生したものの、今度は2か月で海へと消えてしまいました。
現在もこの付近では火山活動が活発で、平成25年9月に海上自衛隊が観測したところ、海水面に緑色の変色があり、海面に白い泡の噴出が確認されたとのことです。
海外でも海底火山の噴火により、突如として新島が誕生したものの、同様に波の浸食で島が消えてしまったケースがあります。
明日は海外のケースについて取り上げたいと思います。