北陸・中京新幹線とは何か

 北陸・中京新幹線とは、敦賀市から名古屋市に至る全長約50kmの基本計画路線のことです。

 北陸新幹線が敦賀まで開業した後に、敦賀から先の北陸新幹線の終点である大阪市までのルートとして想定されている、3つのルートのうちの1つともいえるものです。

 この3つのルートとは、小浜市付近を経由する「若狭ルート」、湖西線をフリーゲージトレインで通過する「湖西ルート」、米原駅で東海道新幹線に接続する「米原ルート」であります。

 ただ北陸・中京新幹線単体の計画では、敦賀から北陸本線に並行して米原まで新線を建設する案と、敦賀から関ケ原付近へ新線を建設する案の2つがあります。

 つまり、敦賀から米原まで新線を建設するルートは、米原を経由して大阪に至る北陸新幹線、米原を経由して名古屋に至る北陸・中京新幹線の2つの新幹線の共用区間ということになります。

 しかしながら、現在の東海道新幹線の運行状況からすると、北陸新幹線や北陸・中京新幹線が東海道新幹線に乗り入れることは不可能です。これが可能になるのは中央新幹線が大阪市まで開業して、東海道新幹線がある程度ダイヤに余裕ができるようになってからでしょう。



 京都府亀岡市は、先述の小浜市を経由する「若狭ルート」上にあり、40年前に整備計画ができた時より、新幹線駅の誘致活動を行っておりました。しかし関西広域連合の大勢は、「米原ルート」での整備を国に進言しているのが現状です。

 「湖西ルート」もフリーゲージトレインが実用化されない(このままではフリーゲージトレイン使用の九州新幹線西九州ルートも遅れる可能性がある)ことには、北陸新幹線の「完成」ではないため、この3つのルートとも一長一短があるといえます。