中央新幹線(中央リニア) 名古屋駅・大阪市間のルート、各地で誘致合戦

 
 平成39年に開業予定の中央新幹線の品川・名古屋間について、平成26年12月17日に同区間の起工式が行われました。開業すると同区間を最速40分で結ぶ予定です。

 品川駅を起点とし西へ向かい、神奈川県相模原市橋本に駅を設置、現在のリニアモーターカー・山梨実験線を営業線として西に進み、山梨県甲府市に駅を設置、南アルプスを長大トンネルでくぐり、長野県飯田市に駅を設置、岐阜県に入り中津川市に駅を設置して、名古屋駅へ至るルートです。

 甲府市から中津川市の間のルート案は3つあり、かなりもめましたが、結局、南アルプスに長大トンネルを建設する案が採用されました。

 さて名古屋から先は、大阪市を終点として、平成57年に全線開業の予定で、品川・大阪市間を最速67分で結ぶ予定となっております。

 ただ現在も、名古屋駅・大阪市間のルートが決定されていないため、関西地方の各地でルート選定とそれに関連した中間駅の誘致運動が行われているような状況です。

 津市で7月14日に開かれた「リニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会」の建設促進大会では、「三重・奈良ルート」の採用を求める決議が行われました。三重県内では亀山市が中間駅(亀山駅)の誘致運動を盛んに行っております。

 次に奈良県内ですが、中央新幹線の基本計画の時から奈良市付近を経由することが示されておりますが、県内市町村の意見は一枚岩ではなく、奈良市の他、生駒市、大和郡山市に中間駅設置の誘致運動が行われております。

 大阪府内は、建設・営業主体のJR東海からは、乗り継ぎの利便性から新大阪駅に乗り入れたい意向を示しました。

 ただここまでは良いのですが、京都府・京都市のルート案では、三重県から滋賀県あるいは京都府を通り、京都駅等へ至る中間駅の誘致が行われているのです。

 現在JR東海が検討しているルートでは京都府を経由しておりませんが、京都府内の各関連団体が経済波及効果を試算し、奈良市経由より京都市を経由した方が大きいとして、京都駅等の誘致が行われています。

 ただ建設・営業主体のJR東海は、奈良市経由を構想している旨の発表がありました。



 開業すると、明らかに人の流れが変わるであろう国家プロジェクト「中央新幹線」。個人的には「三重・奈良ルート」の亀山市、奈良市の中間駅の設置が、中央新幹線が東海道新幹線の代替路線としての位置づけや北陸新幹線の敦賀駅から先のルートを勘案しますと、良いのではないかと思います。