「臨字」は「臨時」の誤記なのか?

 
 私の住んでいる地域では、本来あるバス路線で、道路工事やお祭りでバスがバス路線を通行できない時に臨時ダイヤと称して、迂回路をバスが走行します。

 これは皆様がお住まいの地域でも、当然のことと存じます。

 この臨時ダイヤで迂回路をバスが運行される際、本来あるバス路線の停留所に対応する、「臨字」のバス停が私の住む地域では設置されます。

 何かおかしなことに気付いたでしょうか?「臨字」のバスの停留所です。

 私の誤記ではありません。バスの停留所にそう書いてあります。

 小学生の時分、担任の先生に国語の漢字の授業の際に「このバス停の『臨字』は誤りであるので間違えないように」と教えられました。

 果たして本当に誤記なのでしょうか?

 これは明治時代に新橋・横浜間に鉄道が開設された時の時刻表の話なのですが、この当時、時刻を表す「何何分」は、「何何分」と表記しておりました。




 ですから「臨字」は「臨時」の誤記とはいえないということなのです。

 ただ時刻表では、時刻の「字」は、すぐに「時」のみの表記となってしまいました。この「字」の使い方は廃れてしまったので、やはり違和感はありますね。