アブハジア共和国をご存じですか?

 アブハジア共和国は、1992年にジョージア(グルジア)から独立を宣言し、現在も独立状態を保っています。

 当然のことながら、ジョージア(グルジア)は独立を認めず、自国のー地域(アブハジア自治共和国)としています。

 国際的には、ロシア、ニカラグア、ベネズエラ、ナウルが国家承認をし、現在アブハジアと同様に元の国から独立状態にある、沿ドニエストル共和国、南オセチア共和国も承認しております。

 我が国をはじめ、西側諸国で国家承認をした国はありません。

 地理的には、北にカフカス山脈がありロシアに隣接し、黒海の北岸に面しており、首都はスフミ、面積は広島県より少し広い8600平方キロメートル、人口は24万人余となっております。

 民族の構成では、アブハジア人が国の半分の人口を占めていますが、独立粉争の際、多数派であったジョージア(グルジア)人の8割以上が粉争から逃れる為、国外へ脱出した為、旧ソビエト連邦時代の末期には52万人いた人ロが、現在では半分以下となってしまいました。

 アブハジアは、先述の沿ドニエストル共和国、南オセチア共和国とともにロシア連邦に帰属したいと考えており、実際これらの地域はロシア化が進み、通貨もロシアの通貨ルーブルを使用しております。




 旧ソビエト連邦の構成国では、昨今のウクライナ東部に似たような、政治的にも経済的にもロシアが力で押し切るような状況となっていますので、今のままでは西側諸国が、アブハジアや沿ドニエストル共和国、南オセチア共和国のようなロシア連邦に帰属したい勢力を承認することはありえないことです。

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中華民国(台湾)外交関係のある国は、20か国である

 皆様ご存じのように現在、日本と中華民国(台湾)との間には、国交がありません。

 昭和46年10月25日に採択された国際連合総会決議2758によって、国連での中国代表権が、中華民国から中華人民共和国へと移り、中華民国は国連からの脱退を宣言しました。

 結果として中華人民共和国を「中国を代表する国家」として承認する国が続出することとなり、我が国も昭和47年に国家承認するにいたりました。

 このことから中華民国(台湾)は外交の弾力化を図り、国交のない国との間では、貿易等の経済関係の発展、民間ベースでの文化交流、国交のある国とは、その関係をさらに強化しました。

 中華民国と公式な外交関係のある国は20か国をまとめてみました。(中華民国は外交関係のない59カか国と香港・マカオに窓口機関を設置しています。)

 中華民国と公式な外交関係のある20カ国は次の通りです。

 太洋州:キリバス 、ソロモン諸島 、ツバル、パラオ、マーシャル諸島、ナウル

 アフリカ:スワジランド、ブルキナファソ

 中南米:エルサルバドル、グアテマラ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ 、パラグアイ、ベリーズ、ホンジュラス、セントルシア

 欧州:バチカン市国





 特筆すべきは、バチカン市国と外交関係のあることです。また南太平洋・カリブ海にある小国との外交関係があることでしょう。

 今後、自治領から国家への昇格や民族自決闘争等により国ができた場合、外交関係ができるかも知れませんが。

 中華民国(台湾)では、現在、国連再加盟も検討されている状況となっております。

平成29年6月13日最終更新