ほくほく線運営の北越急行、北陸新幹線の影響で開業以来初の最終赤字

 ほくほく線運営の北越急行が発表した、平成27年3月期の単独決算で最終損益が11億円の赤字となりました。

 平成26年3月期決算では11億円余の黒字でしたが、最終損益の赤字は開業以来初めてのことです。来年3月期の売上高は、平成26年3月期と比べて、在来線特急「はくたか」廃止の影響から、87%減の6億円、経常損益が3億円の赤字、最終損益を5億円の赤字を見込んでいます。

 北越急行は、開業以来積み上げた資産が現金等で131億円あり、毎年3億5000万円ずつ取り崩して、赤字を補填していく予定です。

 北越急行の収益構造は、越後湯沢駅からほくほく線を経由して、北陸方面へ運行していた在来線特急「はくたか」に大きく依存しており、売上高の9割を占めていました

 現在同社は、えちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインへの乗り入れ、超快速「スノーラビット」(最高速度110km/h・表定速度99km/h)の運行を各1往復行っており、今後は沿線のイベントに対応して、臨時に運行本数を増便することも予定しております。



 内部留保は130億円近くあるとはいえ、30年以内に赤字を解消するための策を講じなければ、沿線人口の減少により廃線も考えられます。
 
 ほくほく線の最高速度は、在来線特急最高の160km/hでしたが、現在は超快速「スノーラビット」の110km/hに抑えられております。保守点検の関係でできないのかと思いますが、是非とも、この線形の良さを生かした車両を目玉に運行して欲しいところです。

GMOインターネット、あおぞら銀行とインターネット銀行を検討開始へ

 あおぞら銀行は6月29日、前身の旧日本債券信用銀行に政府が投入した約3200億円の公的資金の残りを完済しました。

 また同日、同行はGMOインターネットと、共同でインターネット銀行を運営することについて、検討を開始したことを発表しました。これはあおぞら銀行の信託子会社である「あおぞら信託銀行」を活用することにより、様々な手間を省略することができ、平成28年度中にインターネット銀行の営業を開始する予定であるとのことです。

 あおぞら信託銀行は、元々「日債銀信託銀行」という行名で平成6年4月に開業した銀行です。平成17年にヤフーとの業務・資本提携に合意して、インターネット専業銀行を作る予定でしたが、翌年に提携解消しました。

 その後、ヤフーは平成18年にジャパンネット銀行と三井住友銀行と提携し、平成26年4月にはジャパンネット銀行は三井住友銀行とヤフーの持分法適用会社となりました。(現在は両社が筆頭株主です。)



 さてGMOインターネットと、あおぞら銀行とのインターネット銀行構想ですが、中小事業者向けの小口融資に力を入れていく予定のようで、GMOグループでFX取扱高世界第1位のGMOクリック証券との提携も期待されております。