栃木県宇都宮市・芳賀町が計画しているLRTの営業について、両自治体のが主体となる第三セクターの新会社が行うこととなりました。
この計画では、
平成28年度に着工し、平成31年度の運行開始を目指しているもので、出資者や出資比率に関しては、これから決めるとしていますが、かねてより営業主体の募集をしていたといころ、
関東自動車がのみが応じたことから、宇都宮市・芳賀町、関東自動車、地元企業の出資となる見通しです。
総整備距離15kmの内、まずは
JR宇都宮駅の東側から芳賀町境の辺りまでを優先的に整備するもので、ゆくゆくは
西の始点を「桜通り十文字」付近、東は「芳賀工業団地」まで整備をする予定です。
宇都宮市に軌道系交通を走らせる
計画自体は、20年ほど前からあるもので、やっと動き出したかという感じです。当時は、宇都宮市内のみの計画であったように記憶しております。また芳賀町のホームページに掲載されている、この計画に関するアンケートを見ましたが、意外に芳賀町民が期待していることに驚きました。
現在この地域は、自動車利用者が多いのですが、これからしばらくの間(年齢別の人口分布を参照ください)、我が国は高齢者の比率が上昇します。年齢を増して高齢者となりますと、運転はできなくなりますので、バリアフリーの概念からも、いずれにせよ軌道系交通やバス等の公共交通が必要となることは明白です。
私の知り合いにも、数年前までは健康であったものの大病を患って、現在は病院までバスや電車を使うようになっている人がいるため、明日は我が身と考えるようになりました。
このLRTの計画に反対する人も一部にはいますが、
富山ライトレールのような成功事例となって欲しいところです。